ZINEとは自由な形式で作る冊子のこと。
エッセイから写真集、イラストまで何でも自分の「好き」を詰め込めるメディアです。
ZINEは一部の書店や通販のほか、イベント(即売会)でも販売しています。
この記事では、2025年~2026年開催のZINEイベントをまとめました。開催日のほか、出店申し込みの締め切りやイベントの様子も載せています。
私は今まで何度か出店、一般参加でZINEのイベントに行きました。

実際の経験も踏まえて、ZINEのイベントについて解説します!
イベント日程は定期的にリサーチした上で更新しています。
毎月Xにてイベント情報を投稿していますので、よかったらそちらもフォローしてください!
ZINEを売っているイベント一覧(2026年)
ZINEを売っているイベントについて、私の知る範囲で日程順にまとめました。
ZINE専門のイベントに限らず、ZINEを販売できるイベントは原則全てリストに入れています。
対面出店
対面出店がメインのイベントを集めました。
一部のイベントでは委託販売も行っています。



私は第2回人文系リトルプレス市 in ジュンク池袋の2/23に出店します!
久しぶりの出店です。ZINEに興味がある方は、ぜひお越しください!
委託販売
展示による委託販売のイベントです。作者が在廊する場合もあります。
| 日時 | イベント名 | 場所 |
| 1/1〜3/31 | Kitamoto Zine Market vol.1 | 埼玉 |
| 1/16~1/24 | 棚からぼたもZINE | 福岡 |
| 2/26~3/6 | ZINE LOVER | 大阪 |
私は埼玉県・小声書房内の「Kitamoto Zine Market vol.1」にて、『エモセルシオ―ルでエモーヒー』を委託販売しています!



ZINEに興味がある方は、ぜひ小声書房さんで手に取ってみてください!
通販でも購入できます。1/1~3/31まで開催中。
代表的なZINEイベント(ZINEフェス、文学フリマなど)
私が実際に参加したZINEイベントや、過去に開催されたイベントについて紹介します。
開催頻度が最も多いのはZINEフェス。最近は全国各地で開催されており、手軽に出店できるイベントです。
エッセイ、短歌など文章がメインのZINEなら文学フリマ、アート系のZINEならZINEフェスがおすすめ。



私含め、両方出る人も多いです!
【東京、関西ほか全国】ZINEフェス


| 開催頻度 | 月5回前後 |
| 場所 | 東京、大阪、京都ほか全国各地 |
| 入場料 | 無料~500円 |
| 出展料 | 4,800~7,400円 |
| ZINEのジャンル | 会場によってさまざま 都心はアート系多め |
| 出店する方法 | BOOK CULTURE CLUBのnoteより 決済ページへ |
| 主催 | BOOK CULTURE CLUB |
開催頻度が最も多く、全国各地で開催されているZINEフェス。
初めてZINEを作ってイベントに出たい方にもおすすめのイベントです。出店者同士の交流もあり、一緒にイベントをつくる体験ができます。
同じZINEフェスでも、場所によって規模も客層もさまざま。
都心はアート系のZINEが多く出店している印象です。文芸、写真などテーマごとのZINEフェスもあるので、不安ならそちらに出店してもいいかも。
一番大きいのは浅草・産業貿易会館で開催されるZINEフェス東京。


当日は30分程度のお手伝いをします。会場準備やお客さんの誘導、受付など、簡単な作業です。
また、会場によってはイスやテーブルがないので注意。
例えばZINEフェス吉祥寺は吉祥寺パルコの屋上で開催されているので、机もイスも自分で用意します。
事前に必要なものをチェックしておきましょう。
ZINEフェスについてもっと知りたい方はこちら。
主催はBOOK CULTURE CLUB。東京・吉祥寺でシェア型書店・ブックマンションも運営しています。


ブックマンションにもZINEが売っています。




【東京、大阪ほか全国】文学フリマ


| 開催頻度 | 月1回程度 |
| 場所 | 東京、大阪、京都ほか全国各地 |
| 入場料 | 無料 (東京のみ1,000円) |
| 出展料 | 東京は6,600~15,200円 (会場、ブースサイズ、人数により異なる) |
| ZINEのジャンル | エッセイ、日記など文章系が多め |
| 出店する方法 | 文学フリマWebカタログ+エントリー より申し込み |
| 主催 | 文学フリマ事務局 |
ZINEを扱うイベントで、一番規模が大きい文学フリマ。特に文学フリマ東京39から2024年12月から会場がビッグサイトに変わり、来場者が14,967人を記録しました。
東京や大阪のほか、北は札幌から南は福岡まで全国各地で開催しています。
エッセイ、短歌など文章系のZINEを作っている方には文学フリマがおすすめ。



私も文学フリマでイベントデビューしました!
作品も多くジャンルも幅広いので、本好きであれば楽しめること間違いなし。出店者も年々増えています。
ただし文学フリマ東京は規模が大きいので、出店するならZINEを作るだけでなく宣伝やブースにも力を入れる必要があります。宣伝は大変ですが、その分多くの人に見てもらえるイベント。


分倍河原 ZINEフェス


| 開催頻度 | 2~3ヵ月に1度 |
| 場所 | マルジナリア書店向かい (分倍河原駅徒歩0分) 〒183-0021 東京都府中市片町2丁目21−9 ハートワンプラザ3階 |
| 入場料 | 無料 |
| 出店料 | 1,200~2,000円 (場所により異なる) |
| ZINEのジャンル | 文章、アートなどさまざま |
| 主催 | 書肆 海と夕焼 共催:マルジナリア書店 |
分倍河原で開催されるZINEフェス。
同じ「ZINEフェス」という名前ですが、分倍河原ZINEフェスは「書肆 海と夕焼」が主催です。他のZINEフェスとは主催が異なるので注意。
小規模なので、他の出店者やお客さんとゆっくり話しながらZINEを売りたい人にはピッタリのイベントです。
アットホームな雰囲気があり、私が行ったときは出店者同士で仲良くなりました。
ZINEのジャンルもさまざま。文章系でもアート系でもOKです。
会場向かいにはマルジナリア書店があります。



マルジナリア書店にもZINEが置いてあります。
分倍河原ZINEフェスへ行く際はぜひ寄ってみてください!


日記祭
日記屋 月日さんが主催しており、日記ZINEを中心に出店・委託販売があります。
場所は東京・下北沢のBONUS TRACK。
| 開催頻度 | 年2回 4月、12月 |
| 場所 | 〒155-0033 東京都世田谷区代田2丁目36−15 |
| 入場料 | 無料 |
| ZINEのジャンル | 日記 |
| 主催 | 日記屋 月日 協力:散歩社 |
日記ZINEがずらっと並ぶ様子は圧巻です。
人の日常をのぞき見られるのが日記の魅力。日記ZINEが好きな方にぜひおすすめしたいイベントです。
当日は日記ZINEの販売だけでなく、トークショーやギャラリー展示も。一日じっくり楽しめます。
そしてBONUS TRACKには本を読むためのお店「fuzkue」や本屋B&Bがあります。日記祭へ行った際には、そちらもぜひ行ってみてください!


ブックターミナルマーケット


| 開催頻度 | 月4回 (現在は開催なし) |
| 場所 | 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町4丁目1−15 |
| 入場料 | 無料 |
| 出店料 | 2,000円 |
| ZINEのジャンル | 毎回テーマによって異なる |
| 主催 | BOOK CULTURE CLUB |
ZINEフェスと同じ主催者、BOOK CULTURE CLUBさんによるイベント。テーマに沿って出展者を募集しています。
場所は吉祥寺のブックターミナル。現在はブックマンションとして使われています。



私は「日記・エッセイZINE市」に参加しました!


ブックターミナルマーケットの開催は未定ですが、主催者のBOOK CULTURE CLUBさんが「ZINEフェス文芸」「ZINEフェス写真」などテーマごとのZINEフェスを開催しています。
今後、ブックターミナルマーケットと似たイベントが開催されるかも。
私が今まで参加・出店したZINEイベント
ZINEイベントの雰囲気を知りたい方に向けて、実際に私が出店したZINEイベントを写真付きで紹介します。



どのイベントに行くか迷っている方は参考にしてください!
イベントレポのリンクも載せています。
紹介しているイベント
- ZINEフェス松戸
- ZINEフェス吉祥寺
- ZINEフェス浅草
- 文学フリマ東京39
ZINEフェス松戸
2024/3/2、2025/2/9と今までに2回開催されています。私は2024年に出店しました。


| 日時 | 2024/3/2(土)※屋内開催です |
| 開場時間 | 12時~17時(開始・終了ともに時間が前後する可能性有) |
| 場所 | 松戸市文化ホール(松戸ビルヂング4階) |
| 入場料 | 無料 |
| 企画 | まちづクリエイティブ |
| 運営 | BOOK CULTURE CLUB |
千葉県松戸市で開催されたZINEフェス。ZINEのほかにコーヒーも販売しています。
東京のZINEフェスより落ち着いているものの、人の流れは常にありました。他のイベントや展示を見に来たついでにZINEフェスをのぞきに来てくれた人が多かったです。
都内よりも年齢層が広く、年配の方もおでかけついでに寄ってくれました。
松戸にはクリエイティブなものに対して肯定的な雰囲気があり、ジャンル問わず出店しやすい場所です。
ZINEフェス吉祥寺
吉祥寺パルコの屋上で開催する、通称「キチジン」。青空の下でZINEを堪能できるイベントです。


イス、テーブルは会場にないので、自分で用意します。
| 日時 | 2024/4/13(土) |
| 開場時間 | 12時~17時 |
| 場所 | 吉祥寺パルコ屋上 |
| 入場料 | 150円 |
| 運営 | BOOK CULTURE CLUB |
持ち運べる折りたたみのテーブルを買っておくと、ZINEの置き場に使えます。
ZINEフェス吉祥寺はアート系のZINEが多く、お客さん、出店者ともに年齢層が若め。
私の見た印象ですが、10〜20代が過半数くらいを占めていました。



私は文章系のZINEを持っていったため、売上はやや苦戦…。
グラフィックなど、アート系のZINEを作っている方にはおすすめのイベントです!
ZINEフェス浅草
ZINEフェス東京が始まる前に開催されていたZINEフェス。
ZINEフェス東京と同じ、東京都立産業貿易センター 台東館での開催でした。


| 日時 | 2024/6/23(日) |
| 開場時間 | 11時~17時 |
| 場所 | 東京都立産業貿易センター 台東館(浅草駅徒歩5分)4F 〒111-0033 東京都台東区花川戸2丁目6−5 |
| 入場料 | 300円 |
| 運営 | BOOK CULTURE CLUB |
浅草という立地もあり、こちらもかなり盛況。
いつもは開場直後はそんなに人が来ないのですが、ZINEフェス浅草は開場前から人が並んでいました。
当日のブース。テーブルの奥行きが広めです。


海外の人が多く、ところどころ英語が飛び交っていました。
出店者数は200以上。文章メインのZINEよりアート系のZINEが多い印象でした。
その後、同じ会場でZINEフェス東京が定期開催されるように。ZINEフェス浅草は1フロアでしたが、ZINEフェス東京では2フロアに拡大しました。
文学フリマ東京39
2024年12月に開催された文学フリマ。今回から東京ビッグサイト開催でした。


| 日時 | 2024/12/1(日) |
| 開場時間 | 12:00〜17:00 |
| 場所 | 東京ビッグサイト 西3・4ホール |
| 入場料 | 1,000円 |
| 運営 | 文学フリマ事務局 |
実際に私が文学フリマ東京39へ出展したときのブースはこちら。


かなり人が多く、ほとんどの人は事前にSNSやWebカタログでチェックしたブースしかまわれませんでした。
文学フリマに出店するなら、事前にWebカタログやSNSでしっかりZINEを宣伝しましょう。
文学フリマでは規模が大きい分、多くの人に読んでもらえるチャンスがあります。


ZINEをイベントで売る方法


ここからはZINEを作って出店する人向けの情報です。
イベントに申し込んでから、当日販売するまでの流れを解説します。
- 申し込む
- ZINEを制作する
- 販売する
これから初めてイベントに出店する方はぜひ参考にしてください。
1.申し込む


「ZINEを作ろう」と思ったら、まずはイベント出店の申し込みをしましょう。申し込んだ時点でZINEが完成していなくてもOKです。
「ZINEが完成してからイベントに申し込もう」と思っている方もいるかもしれませんが、ほとんどの人は締め切りがないといつまで経っても完成まで進められません。イベントという期限を決めて、間に合うようにスケジュールを考えるといいでしょう。
私は文学フリマ東京37で初めてZINEを作って売りました。開催が11/11で申し込んだのが7/13です。書き始めたのが8月に入ってから、入稿が10月半ばなので実際に制作したのは2ヶ月くらい。


初めての方は3~4ヶ月くらい先のイベントに申し込めば、余裕を持ってZINEを制作できると思います。
2.ZINEを制作する


イベントを申し込んだら、いよいよZINEの制作にとりかかりましょう。いきなり原稿を作るのではなく、テーマやターゲットを決めてから作ると迷わずに進められます。


作り方はジャンルによって違いますが、私はエッセイ中心のZINEをInDesignを使って原稿を作っています。デザイン系であればPhotoshop、Illustratorを使っている人も多いです。
また、自分一人で全ての制作を進める必要はありません。私は表紙イラストの作成はココナラで外注していますし、InDesignによる入稿データを代わりに作ってくれる人もいます。
ココナラで外注しやすい作業
- 表紙の作成
- InDesignによる入稿データ作成
- 校正・校閲
文学フリマなど大きなイベントの直前は印刷所の注文が立て込むので、前倒しで本が手元に届くようスケジュールを組むと慌てなくて済みます。
入稿のデータ形式や入稿日は必ず確認しましょう。


完成したZINEが届くと達成感がわきます。


3.販売する


ZINEが完成したら、イベントで販売します。ZINEを買ってもらうには、まずお客さんに自分のZINEを知ってもらわないといけません。
SNS告知や(文学フリマであれば)Webカタログを通して、自分や作品をアピールしましょう。「出店しますよ」というお知らせに加えて、1~2週間前にはお品書きも作っておくと来てくれる人にもわかりやすいです。
イベント当日は、売り場をしっかり作って本を見てもらうことが大事です。私はフリーペーパーも用意しています。無料で配れるものがあった方が、お客さんが立ち寄りやすいような気がします。


ブースにあると便利なものも共有しておきます。
- ポスタースタンド
- ブックスタンド
- 釣銭トレー
- コインケース(釣銭用)
- お金を保管する箱
- 値札
- ブースに掛ける布
- 折り畳みの棚(高さを出すと見てもらいやすい)
釣銭トレーやコインケース、ポップスタンドは百均で揃います。
写真で使っている棚、ポスタースタンドはこちら。店舗であまり売っていないので、Amazonで購入すると楽です。
また、ZINEのイベントでは時々テーブルを自分で用意する必要があります。私が出店したイベントではZINEフェス吉祥寺(パルコ屋上)、分倍河原ZINEフェスでテーブルが必要でした。
自前で用意する場合、折り畳みテーブルがあると持ち運びも手軽で便利です。
ZINEに関するQ&A


ZINEのイベントに関するQ&Aをまとめました。
ZINEの読み方は?
「ジン」と読みます。英語の「magazine(雑誌)」「fanzine(ファン雑誌)」に由来していると言われています。
出店料はいくらくらい?
4,000~6,500円程度。同じイベントでも会場や椅子の数によって値段が異なります。
ZINEフェスは定期的にSNSで宣伝すると少し安くなります。
参考として、文学フリマの出店にかかった費用をこちらの記事にまとめています。


ZINEを店に置いてもらうには?
イベント後、ZINEを書店に置いてもらえる場合があります。
ZINEを店に置いてもらうには、ZINEを取り扱っている店舗のスタッフさんにコンタクトを取って交渉する必要があります。
ZINEのクオリティや他の作品との相性もあるので、決して押し売りはしないよう注意しましょう。売り方の全体的な話はこちらにまとめました。


ZINEを通販する方法は?
イベント後、ZINEを通販で販売すると当日来られなかった人が買ってくれます。
通販の方法として手軽なのはBOOTH。匿名配送「あんしんBOOTHパック」を使えば、お互いの住所を相手にしられずにZINEを売り買いできます。
詳しい方法はこちら。


まとめ


今回はZINEを売る/買う人向けにイベントを紹介しました。
ZINEのイベントはクリエイターやファンの熱気を感じられるので、ZINEに興味がある人は一度行ってみてほしいです。私も初めて文学フリマへ行ったとき「こんなにZINEを読みたい人がいるのか」と感動しました。



私も引き続きイベント出店をします!
機会があったらぜひお立ち寄りください。
私はZINEの制作に加えて、ZINE専門店「たいやき書房」も運営しています。
ZINEに興味がある方は、ぜひショップをご覧ください!















