
吉祥寺にあるシェア型書店・ブックマンションに行ってきました!
シェア型書店とは、棚の一部を間借りして本を販売できるお店のこと。月に一定の金額を払い商品を置いて、売上に応じた金額を受け取れます。もちろん一定のルールはありますが、どんな本をどんなレイアウトで置くかは棚主の自由です。
この記事では、店内の様子やブックマンションの魅力を紹介します!
ブックマンションは2/22を最終営業日に移転しました。移転に伴い2月23日〜3月4日の間は休業、3月にブックターミナル内で営業再開。3月中は営業が不定期なので、行く際はお店のSNSをご確認ください。
記事、写真は2024年8月当時のものです。
そもそもシェア型書店って何?という方はこちら。


ブックマンションとは、吉祥寺にあるシェア型書店


ブックマンションの概要を紹介します。
場所 | 東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目13−1 吉祥寺駅から徒歩5分 移転後住所(2025/3月移転) 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町4丁目1−15 吉祥寺駅から徒歩6分 |
営業時間 | 13時~17時 (※お店番をする人によって延長あり 例:10時~17時や13時~19時など) |
定休日 | 火曜日、お店番の方がいない日 |
運営 | BOOK CULTURE CLUB |
移転先の住所はこちら。
中道通りを歩き、空想街雑貨店の先、吉祥寺中道通り歯科の看板が見えたら、右折してすぐです!


参考:https://x.com/morito109/status/1900455232519209194
お店番の方がいない日はお休みなので、行くときは事前にSNSで営業日を確認しましょう。月ごとの営業時間をブックマンションのX(旧Twitter)で確認できます。
ブックマンションを運営されているのはBOOK CULTURE CLUBさん。ZINEフェスやブックターミナルマーケットも運営されています。私も何度か出店しました。









いつもお世話になっているイベントです!
ブックマンションに行ってみた
実際に行ってみたので、写真付きでお店の様子を紹介します。
※移転前の情報です。現在の写真とは異なる場合があります。
入口


吉祥寺駅の北口を出て、商店街をまっすぐ進むとブックマンションがあります。階段を降りた地下にあるので、通り過ぎないよう注意。
店内


個性あふれる棚が並びます。本のジャンルも時代もさまざま。本のほかにフリーペーパーや購入特典のしおり、SNSのQRコードを置いている棚もありました。
こちらは私が行った日にお店番をされていた、池田盛人さんの「ポルタブックス」。本のほか、カレンダーやZINEも販売していました※。シュールで味のある絵柄が特徴的です。
※カレンダーはお店番の日のみ販売しているようです。


お店番の日には自分のコーナーも作れるようです。
普段の本棚はこちら。


ZINEコーナー
ZINE専用コーナーもありました。ワゴンにZINEが並んでいます。


棚にもちらほら、ZINEを見かけました。雑誌感覚で手に取れます。



これだけのZINEが並んでいるお店は珍しいですね。
ブックマンションの魅力


ブックマンションに行って感じた魅力を紹介します。
- 人の本棚を見ているような、個性あふれるラインナップ
- 誰でも棚主になれる
- お店番をされる棚主も
本好きなら、ブックマンションは楽しめるはず。少しでも魅力が伝わると嬉しいです。
人の本棚を見ているような、個性あふれるラインナップ
ブックマンションの棚を見ていると、人の家にある本棚を眺めているような気分になります。本が好きな人で、他の人が読んでいる本に興味を持つ人も多いはず。
もちろん大型の書店や通販も便利ですが、1つの棚に収まっているからこその良さも。ブックマンションには、普段なら見過ごしてしまうような本と出会えるチャンスがあります。
こちらは広島カープに関する本を集めた本棚。





本棚が真っ赤!
こちらはなつや書房さん。


パリやスペインなど、海外を旅できる本が並んでいます。棚の見た目もオシャレ。購入特典として、写真がプリントされたしおりも置いてありました。
誰でも棚主になれる
本が好きで発信もしていきたい方、本屋を運営してみたいけど、いきなりお店を開くのは難しい…という方には、ブックマンションなどのシェア型書店がおすすめ。
ブックマンションでは、棚に空きがあれば誰でも棚主として申し込めます(もちろん運営や作品に一定のルールはあり)。
シェア型書店によりルールや運営方針は異なりますが、ブックマンションでは利益よりも自分のスキを発信できる場を目指しているようです。
「ブックマンションに参加して本を売りまくりたい!」と思われる方よりもブックマンションをご自身のスキを表現できる場、おすそ分けできる場と捉えていただける方の方が長く楽しんでいただけると思います。
お店番をされる棚主も
棚主になると、定期的にブックマンションのお店番をする制度があります。お店番もまた、コミュニケーションの場として機能されていると感じました。
本を読むときは1人ですが、私にとっては本を通して人とコミュニケーションをとるのもまた醍醐味です。この日も他の棚を見つつ、お店番の池田さんと好きな本について語り合いました。



棚主さんとお話するのも楽しいですよ!
ブックマンションの棚主になるには?
こちらに詳細が載っています。


ブックマンションの棚主になるには、まずブックマンションのSNSアカウントへ連絡します。運営方針、ルールを必ず事前に確認しましょう。
費用をまとめました。
入会金 | 12,000円 |
月額 | 5,000円 |
デポジット | 5,000円 |
1冊売れるごとに | 100円 |
加えて3ヵ月に1回のお店番があります。お店番については、noteにて次のように説明されていました。
また、3カ月に1回のお店番についても「僕にお店番できますか?」と聞かれますが「みなさんお店番をされてきているのでできますよ」とお伝えしています。
お店番は営業時間の4時間ですし、することは1つで「スリップを抜く」ということだけです。※詳細は利用される際に直接お伝えします。
まとめ


今回は吉祥寺のブックマンションについて、行った感想や魅力をご紹介しました。
ブックマンションには古本や新刊、ZINEなど個性的な本が並んでいます。趣味の合う棚主さんがいたら、定期的に訪れてみるのもおすすめ。



本好きな方、シェア本棚に興味がある方はぜひ行ってみてください!
私も埼玉のでこぼこ書店にてZINEを集めたシェア型書店「たいやき書房」を運営しています。
こちらにもぜひ遊びに来てください!

