文学フリマは売れない?買ってもらうためのコツを解説!

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文学フリマ東京39 当日のブース

文学フリマで作品を出しても売れないって聞くけど、本当?

文学フリマに出店するけど、売れるか心配…。

そんな人に向けて、今回は文学フリマで作品を売るコツを紹介します!

文学フリマでは作品を出すだけでなく、知ってもらう努力をしないとなかなか売れません。

特に最近の文学フリマ東京は、出版社や商業出版をされている作家さんも出店しています。当日たまたまブースに立ち寄ってくれるお客さんが減ってきたように感じました。

文学フリマでは作品の質だけではなく、宣伝の方法も大事。自分のブースを知ってもらうためにも、SNSやWebカタログで事前にアピールをしておきましょう。

私が実際にやってみて効果があった方法を紹介します。
文学フリマに出店する方はぜひ最後まで読んでください!

目次

文学フリマは売れない?作品を出すだけでは厳しい

文学フリマ東京会場、東京ビッグサイト
文学フリマ東京会場、東京ビッグサイト

最近増えてきた、「文学フリマは売れない」「出店したけど売れなかった」の声。これは作品ではなく、文学フリマの規模が大きくなってきたことにも原因があります。

そうなるともともと人気のブースや、宣伝が上手なブースに人が偏ってしまいがち。

私は2023年の文学フリマ東京37から出店していますが、年々ふらっと立ち読みに来る人は減っている印象です…。

文学フリマの問題点についてはこちらでまとめています。

文学フリマはなぜ売れない?

文学フリマが「売れない」と言われる理由は、次の3つ。

  • 出店者が多く、埋もれてしまう
  • お客さんが事前にリサーチしたブースしか行かない
  • ブースが目立たない

出店者が多く、埋もれてしまう

文学フリマの出店者数は年々増えており、出版社や書店などの企業も多く出店しています。出店者が増えれば、お客さんが分散してしまうのも仕方ありません。

もともと知名度がある著者や、企業のブースは有利です。逆に初めて出店する人や、創作を始めたばかりでまだ知名度が低い人はまず自分のブースを知ってもらうのに苦戦しがち。

私も初出店が一番大変でした…。

2回目以降は以前来てくれた人がもう一度来てくれたり、既刊を読んでくれた人が来てくれたりしました。

お客さんが事前にリサーチしたブースしか行かない

文学フリマ東京ではブースがあまりに多いため、お客さんはWebカタログやSNSでリサーチしたブースに絞ってまわる傾向があります。

数年前まではたまたま通りかかった人が買ってくれることも多かったのですが、最近は会場も広くなり急いで回る人が増えました。

ただし実際に出店した人によると、札幌など東京以外の文学フリマでは当日たまたま立ち寄ってくれる人も多いようです。

Webカタログを書いていなかったりSNSの宣伝をしていなかったりすると、お客さんがあなたの作品を知らずに当日を迎えてしまうかもしれません。

ブースが目立たない

作品の内容はもちろん、見せ方も売上を左右します。

例えば本を平積みにしていると、歩いている人からは見えにくく足を止めてもらえません。ブックスタンドを使って表紙が見えるように作品を置くと、通りかかった人が興味を持ってくれます。

私は文学フリマを含めて何度もイベントに出店していますが、同じ作品を出していてもブースの見せ方で売れ行きは大きく変わります。

当日までにブースの装飾を考えて、一人でも多くの人に作品を見てもらいましょう!

文学フリマで「売れない」を回避するコツ

文学フリマで作品を売るコツは、次の5点です。

  • 表紙を作り込む
  • Webカタログを充実させる
  • SNSで宣伝する
  • ブースを装飾する
  • 声がけを工夫する

いざ会場で他のブースを見ていると、7~8割くらいの方はここまでしていない印象です。これらを心がけるだけで、買ってもらえる確率がグッと上がります。

表紙を作り込む

表紙はテキストだけでも作れますが、イラストやグラフィックを入れて魅力的な表紙を作ると手に取ってもらいやすいです。どんな作品なのか、文字よりビジュアルで伝えた方がわかりやすいですよね。

イラストが描けない人も、ココナラを使えばイラストレーターやデザイナーさんに素敵な表紙を作ってもらえます。

お金はかかりますが、読んでもらうために必要な投資と割り切りましょう。表紙のデザインを考えるときは、似たようなジャンルの本を参考にするとイメージがわきやすいです。

Webカタログを充実させる

文学フリマには、事前にWebカタログが発表されます。

文学フリマのブースはたくさんあるので、全ては回り切れません。来場者はWebカタログをチェックして回るブースを決めています。Webカタログで存在感を出せれば、ブースに来てくれる人も増えるでしょう。

Webカタログには出店者情報、アイテム情報を登録します。私が実際に登録した内容をお見せします。

出店者情報。名前やSNSアカウント、自己紹介を載せられます。URLにはnoteのリンクを貼りました。

Webカタログは出店者の顔になる部分なので、力を入れて書きましょう。書き方に迷ったら「いいな」と思った人を参考にするといいですよ。

Webカタログには「気になる!」ボタンがあり、カタログを見て興味を持ってくれた人の数がわかります。

「気になる」の数が増えてると嬉しいですよ!

SNSで宣伝する

ほとんどの人は無名の状態から文学フリマに出店するでしょう。あなたがどんな人か、作品がどんな内容か、来てくれる人にしっかり宣伝する必要があります。

私はX(Twitter)とnoteを使っていました。1ヶ月前に文学フリマ参加のお知らせ、2週間前にお品書きを共有しています。

お品書きはCanvaのテンプレートをアレンジ。専用のソフトがなくても使えます。「お品書き」でテンプレートを探して、内容を書き換えるだけ。

イベントの告知や作品の内容を発信しておくと、興味のある人から反応がもらえます。

投稿に「#文学フリマ」のタグを付けておくと、文学フリマに興味がある人の目に入りやすいです!

ブースを装飾する

組み立て式本棚
組み立て式本棚

作品を平置きしても、歩いている人の目線より低い位置にあるためよく見えません。ブースを通りかかった人に作品を見てもらうには、ブースの見せ方を工夫する必要があります。

作品を見せる工夫として、折り畳み棚やポスタースタンドで高さを出してスタンドで本を立てる方法があります。歩く人の目線に合わせて本を置くようにしましょう。

私がブースの装飾に使っているアイテムをまとめました。ポスタースタンド、組み立て式本棚、テーブルクロスはAmazon、他は100均で購入。

  • ポスタースタンド
  • 組み立て式本棚
  • テーブルクロス
  • ブックスタンド
  • ネームスタンド
  • 値札
  • コンテナ
  • ランチョンマット

ブースの装飾は高さがポイントです。小売でも、売りたい商品はお客さんの目線の高さに近い場所に置きます。

ポスタースタンドは作品や出店者の情報をお客さんの目に入れるために必要なアイテム。私はこちらのポスタースタンドを使っています。

作品を立てかけるなら、組み立て式本棚がおすすめ。1,000円ちょっとで買えて、折りたためるので場所も取りません。組み立てにはコツがいるので、使う場合はイベント前に練習しておくと安心です。

縦のスペースを活用できる上に、後ろに小銭などの小物を入れるスペースがあるので便利。

声がけを工夫する

意外とおろそかになりがちなのが声がけ。ブースに座ってスマホを見ているだけでは、あなたのブースに興味がある人も寄りにくいはずです。

片っ端から声をかけたり、大声を出したりする必要はありません。興味がありそうな人を引き付けて作品を手に取ってもらうために、積極的に声がけをしましょう。

私はブースにいる間、お客さんに目線を向けて挨拶するようにしていました。

こちらのブースに興味を示しているようなら、「良かったらお手に取ってご覧ください」と声を掛けて立ち読みを促します。

そこから作品の簡単な紹介やちょっとした雑談を交わし、気に入ってくれるようであれば購入してもらいます。押し売りにならないよう、すすめるときは慎重に。

立ち読みだけの人にもフリーペーパーをお渡しして、今後縁があればまた来てもらえるようフォローしています。

文学フリマに持っていく部数は?初めてなら何冊くらい持っていけばいい?

そもそも、文学フリマで何冊くらい売れるの?と思う方もいるでしょう。持っていく部数も迷いますよね。

私が初めて参加した文学フリマでの売り上げは、30冊+献本が2冊でした。そのうち何人かは知人です。35部持って行ったので、ギリギリ品切れせずに済みました。

もちろんジャンルや作風にもよりますが、最初に持っていくなら30部程度がおすすめです。

もし文学フリマ当日に全て売り切れなかったとしても、通販や他のイベントで販売すればOK。

フリーペーパーなど無料で配布するものを用意する

無料で手渡せるアイテムがあると、ブースに立ち寄るハードルが下がります。

私はフリーペーパーを用意しておき、買ってくれなかった人も含めてお渡ししています!

ブースに作品しかないと、お客さんが「買わなきゃいけない」と思ってしまい立ち読みしにくくなってしまいます。「フリーペーパーだけでもどうぞ!」とお声がけすると、ほっとしたように立ち寄ってくれる人もいました。

無料配布はお客さんの手元に残るので、お客さんがブースを離れた後も思い出してもらうきっかけになります。

決済方法を増やす

あくまで補助的な方法ですが、現金以外でも決済できるようにすると買ってもらえるチャンスを増やせます。

文学フリマ含め、個人のブースは現金決済のみのところが多いです。まれに「現金がなくなってしまって買えない」という方もいます。特にイベント後半になると、つい買い過ぎてしまい所持金が底を尽きる人もでてきます。

そんな時に現金決済以外の方法が使えれば、「それなら買います!」という人がいるかもしれません。

私はPayPay決済を導入しました!

個人のイベント出店でもPayPay決済は導入できます。商用目的での個人間送金は禁止されているため、事前に支払い用のアカウントを開設しておきましょう。実際に売上が発生するまで、費用はかかりません。

PayPayの始め方はこちらを参考にしてください!

文学フリマ以外で作品を売る3つの方法

文学フリマは年々規模が大きくなり、売るのが難しくなってきました。しかし文学フリマで売れないからといって、作品を売るのをやめてしまうのはもったいないです。

文学フリマ以外にZINEを売る方法を3つ紹介します。

  • 他のイベントに出店する
  • 通販で販売する
  • シェア本棚で販売する

他のイベントに出店する

文学フリマ以外にも、作品を販売できるイベントはたくさんあります。

例えばZINEフェス。文学フリマより開催の数も多く、全国各地で開催されています。小規模のイベントもあるので、じっくり作品を読んでほしい人にもおすすめ。

私は10回以上イベントに出店しており、同じ作品でもイベントによって売れ行きは変わります。文学フリマで売れなくても、他のイベントならもっと作品を手に取ってもらえるかも。

ZINEのイベントはこちらの記事にまとめています。

通販で販売する

文学フリマ当日に売れなくても、通販で作品が売れることもあります。

文学フリマは出店者が多く、会場も広いです。私も気になるブースへ行くものの、全てのブースをまわることはできませんでした。

予定や体調の都合で、文学フリマ当日に現地へ行けなかった方もいます。私の周りでも「人混みがしんどくて行けなかった…」という方もいます。遠方に住んでいる人は、そもそも文学フリマへ行くのが難しいでしょう。

私も文学フリマへ新刊を出す際は、必ず通販も併用しています。

BOOTHやBASEを使えば簡単にショップ開設ができます!
BOOTHの匿名配送を使えば、住所や氏名を相手に知られず作品を送れます。

シェア本棚で販売する

シェア本棚とは、複数のメンバーが共同で運営している本屋さんのこと。棚1つを借りて好きな商品を販売できるので、シェア本棚で自分の作品を売る方法もあります。

本棚を借りるには棚料が必要ですが、自分の店を開けます!他の作品を売ってもOK。

私もシェア本棚「たいやき書房」を運営しています!

ZINE専門店「たいやき書房」
ZINE専門店「たいやき書房」

文学フリマに関するQ&A

文学フリマに関するQ&Aをまとめました。

文学フリマの出店料は?

場所によって値段は異なります。文学フリマ東京は6,500円です。

文学フリマで販売する価格はどれくらいがいい?

価格は自由に設定できますが、1冊あたり1,000円未満がおすすめです。私は1,000円で販売しましたが、やや高めかな?という反応でした。

文学フリマで売れるものは何ですか?

冊子が中心ですが、CDやDVDも可のようです。ジャンルに指定はありません。

自分が〈文学〉と信じるもの――小説・詩歌・ノンフィクション・絵本・紙芝居・雑誌・ミニコミ誌・CDやDVD、その他なんでも–とにかく「文学」と思えるものなら何でもアリの即売会です。

文学フリマとは

まとめ

今回は文学フリマにおける、作品の売り方について解説しました。

文学フリマは規模が年々大きくなり、作品を売るのは難しくなっていると感じます。作品を出すだけでなく、宣伝やブースの装飾にも力を入れて多くの人に作品を知ってもらいましょう。

また、文学フリマで売れなくても落ち込む必要がありません。他のイベントや通販を使えば、きっとあなたの作品を手に取ってくれる人はいるはずです。

このブログでは、ZINEの作り方や売り方について自分の経験を発信しています。

良かったら他の記事も参考にしてください!

文学フリマ東京39 当日のブース

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この記事を書いた人

フリーランスのライター。Webライターやブログもやりつつ、旅行記やエッセイ本を作っています。広告代理店を経て独立し、ライター歴は3年。

このブログではZINEを作る方法やイベント、Webライターのノウハウについて紹介しています!

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