2025年~2026年開催の、ZINEを出展しているイベントをまとめました。
イベント日程は定期的にリサーチした上で更新しています。
開催日のほか、出店申し込みの締め切りやイベントの様子も載せています。
私は今まで何度か出店、一般参加でZINEのイベントに行きました。

実際の経験も踏まえて、ZINEのイベントについて解説します!
毎月Xにてイベント情報を投稿していますので、よかったらそちらもフォローしてください!
ZINEを売っているイベント一覧(2025~2026年)
ZINEを売っているイベントについて、私の知る範囲で日程順にまとめました。
ZINE専門のイベントに限らず、ZINEを販売できるイベントは原則全てリストに入れています。
対面出店
対面出店がメインのイベントを集めました。一部のイベントでは委託販売も行っています。
リンクをクリックすると、運営者のサイトへ飛びます。
日時 | イベント名 | 場所 |
---|---|---|
6/28~29 | ZINPHONY | 群馬 |
6/29 | ヨムフリ高円寺vol.8 | 東京 |
7/5 | ヨムフリ高円寺vol.9 | 東京 |
7/12~14 | ふふふのZINE | 新潟 |
7/19~20 | ふたばZINEフェス2025 | 兵庫 |
8/3 | 文学フリマ香川2 | 香川 |
8/9 | ZINEフェス埼玉 | 埼玉 |
8/10 | ZINEフェス名古屋 | 愛知 |
8/23 | ZINEフェス写真 | 東京 |
8/24 | 文学フリマ札幌10 | 北海道 |
8/31 | ZINEフェス横浜 | 神奈川 |
9/7 | コミティア153 | 東京 |
9/7 | ZINEフェス神戸 | 兵庫 |
9/14 | 文学フリマ大阪13 | 大阪 |
9/14 | ZINEフェス文芸-詩歌・日記・随筆- | 東京 |
9/20 | ZINEフェス仙台 | 宮城 |
9/20 | Queer Feminist Zine Fest | 大阪 |
9/21 | ZINEフェス金沢 | 石川 |
9/21 | 文学イベント東海Vol.2 | 愛知 |
9/27 | ZINEフェス福岡 | 福岡 |
10/4 | ZINEフェス東京 | 東京 |
10/19 | ZINEフェス京都 | 京都 |
11/2 | ZINEフェス広島 | 広島 |
11/3 | ZINEフェス熊本 | 熊本 |
11/8 | ZINEフェス秋田 | 秋田 |
11/9 | ZINEフェス札幌 | 北海道 |
11/15 | ZINEフェス吉祥寺 | 東京 |
11/23 | 文学フリマ東京41 | 東京 |
11/24 | コミティア154 | 東京 |
12/13 | ZINEフェス松山 | 愛媛 |
12/14 | ZINEフェス大阪 | 大阪 |
2026/ 1/18 | 文学フリマ京都 | 京都 |
2026/ 2/8 | 文学フリマ広島 | 広島 |
2026/ 2/22 | コミティア155 | 東京 |
委託販売
展示による委託販売のイベントです。
日時 | イベント名 | 場所 |
6/19~7/21 | BSTのZINE MARKET | 東京 |
6/21~7/21 | ZINE PAL (前期:6/21~7/5、 後期:7/6~7/21) | 埼玉 |
7/5~7/13 | 10zine vol.13(佐賀会場) | 佐賀 |
ZINEイベントの様子
私が実際に参加したZINEイベントや、過去に開催されたイベントについて紹介します。
開催頻度が多いのは文学フリマ、ZINEフェス。全国各地で開催されているので、お近くで開催される際はぜひ出店、参加してみてください。
【東京、大阪ほか全国】文学フリマ


開催頻度 | 月1回程度 |
場所 | 東京、大阪、京都ほか全国各地 |
入場料 | 無料 (東京のみ1,000円) |
ZINEのジャンル | エッセイ、日記など文章系が多め |
ZINEを扱うイベントで、一番規模が大きい文学フリマ。特に文学フリマ東京39から2024年12月から会場がビッグサイトに変わり、来場者が14,967人を記録しました。
東京や大阪のほか、北は札幌から南は福岡まで全国各地で開催しています。
いろんなZINEを見てみたい、たくさんのお客さんに自分が作ったZINEを見てもらいたい方は文学フリマがおすすめ。



私も文学フリマでイベントデビューしました!
実際に私が文学フリマ東京38へ出展したときのブースはこちら。


作品も多くジャンルも幅広いので、本好きであれば楽しめること間違いなし。出店者としても多くのお客さんに足を運んでもらえます。
ただし文学フリマ東京は規模が大きいので、出店するならZINEを作るだけでなく宣伝やブースにも力を入れる必要があります。


【吉祥寺、浦和ほか全国】ZINEフェス


開催頻度 | 月3~5回程度 |
場所 | 東京、大阪、京都ほか全国各地 |
入場料 | 無料 (東京のみ1,000円) |
ZINEのジャンル | 会場によってさまざま 都心はアート系多め |
文学フリマより小規模ながら、カジュアルに楽しめるのがZINEフェス。いきなり大規模なイベントに参加するのが不安な方は、まずZINEフェスがおすすめ。
出店者同士の交流もあり、一緒にイベントをつくる体験ができます。
出店料が安い分、当日は30分程度のお手伝いが必要です。ZINEフェス吉祥寺は吉祥寺パルコの屋上で開催されているので、机もイスも自分で用意します。



気分は大人の文化祭!
ZINEのジャンルはさまざまで、場所によって出店者もお客さんも雰囲気が異なります。渋谷、吉祥寺など都心ではアート系のZINEが多めな印象。
会場ごとの感想をまとめてみました。
ZINEフェスのイベントレポート
ZINEフェスについてもっと知りたい方はこちら。
分倍河原 ZINEフェス


開催頻度 | 隔月 |
場所 | マルジナリア書店向かい (分倍河原駅徒歩0分) 〒183-0021 東京都府中市片町2丁目21−9 ハートワンプラザ3階 |
入場料 | 無料 |
ZINEのジャンル | 文章、アートなどさまざま |
分倍河原で開催されるZINEフェス。定期的に開催しており、2025年2月24日に第七回を迎えました。
小規模なので、他の出店者やお客さんとゆっくり話しながらZINEを売りたい人にはピッタリのイベント。



私も第七回に出店しました。
出店者数は10組あまりと小規模ながら、コンスタントに人が来てくれました!
分倍河原ZINEフェスのイベントレポートはこちら。


日記祭
日記屋 月日さんが主催しており、日記ZINEを中心に出店・委託販売があります。場所は東京・下北沢のBONUS TRACK。
私は第4回目の日記祭に一般参加でお邪魔しました。日記に特化したイベントなので、30分くらいあれば全体を回れます。
一口に日記といっても、書いた人によって作品の雰囲気はガラッと変わります。日記を通して擬似的に、自分以外の誰かになって生活しているような気分になるので不思議です。
ブックターミナルマーケット


ZINEフェスと同じ主催者、BOOK CULTURE CLUBさんによるイベント。テーマに沿って出展者を募集しています。
場所は吉祥寺のブックターミナル。



私は「日記・エッセイZINE市」に参加しました!


Osaka Zine + DIY Fest
大阪で2025年3/16、3/17に開催されたイベント。
継続して開催しているようなので、今後関西で出店・参加を考えているならチェックしておきましょう!
岐阜駅 本の市
2024年、2025年の3月頭に開催されていました。
今後の開催予定は出ていませんが、今後も開催される可能性はあります。
そもそもZINEとは?


そもそもZINEって何?という人もいるかもしれません。
ZINEとは自由な形式で作る冊子のこと。エッセイから写真集、イラストまで何でも自分の「好き」を詰め込めるメディアです。
商業出版と違って個人も作れるので、誰でも発信できるのがZINEのいいところ。ニッチなジャンルでもOKです。
イベントだけでなく、ZINEそのものをもっと知りたい方はこちら。
ZINEをイベントで売る方法


ここからはZINEを作って出店する人向けの情報です。
イベントに申し込んでから、当日販売するまでの流れを解説します。
- 申し込む
- ZINEを制作する
- 販売する
これから初めてイベントに出店する方はぜひ参考にしてください。
1.申し込む


「ZINEを作ろう」と思ったら、まずはイベント出店の申し込みをしましょう。申し込んだ時点でZINEが完成していなくてもOKです。
「ZINEが完成してからイベントに申し込もう」と思っている方もいるかもしれませんが、ほとんどの人は締め切りがないといつまで経っても完成まで進められません。イベントという期限を決めて、間に合うようにスケジュールを考えるといいでしょう。
私は文学フリマ東京37で初めてZINEを作って売りました。開催が11/11で申し込んだのが7/13です。書き始めたのが8月に入ってから、入稿が10月半ばなので実際に制作したのは2ヶ月くらい。


初めての方は3~4ヶ月くらい先のイベントに申し込めば、余裕を持ってZINEを制作できると思います。
2.ZINEを制作する


イベントを申し込んだら、いよいよZINEの制作にとりかかりましょう。いきなり原稿を作るのではなく、テーマやターゲットを決めてから作ると迷わずに進められます。


作り方はジャンルによって違いますが、私はエッセイ中心のZINEをInDesignを使って原稿を作っています。デザイン系であればPhotoshop、Illustratorを使っている人も多いです。
また、自分一人で全ての制作を進める必要はありません。私は表紙イラストの作成はココナラで外注していますし、InDesignによる入稿データを代わりに作ってくれる人もいます。
ココナラで外注しやすい作業
- 表紙の作成
- InDesignによる入稿データ作成
- 校正・校閲
文学フリマなど大きなイベントの直前は印刷所の注文が立て込むので、前倒しで本が手元に届くようスケジュールを組むと慌てなくて済みます。
入稿のデータ形式や入稿日は必ず確認しましょう。


完成したZINEが届くと達成感がわきます。


3.販売する


ZINEが完成したら、イベントで販売します。ZINEを買ってもらうには、まずお客さんに自分のZINEを知ってもらわないといけません。
SNS告知や(文学フリマであれば)Webカタログを通して、自分や作品をアピールしましょう。「出店しますよ」というお知らせに加えて、1~2週間前にはお品書きも作っておくと来てくれる人にもわかりやすいです。
イベント当日は、売り場をしっかり作って本を見てもらうことが大事です。私はフリーペーパーも用意しています。無料で配れるものがあった方が、お客さんが立ち寄りやすいような気がします。


ブースにあると便利なものも共有しておきます。
- ポスタースタンド
- ブックスタンド
- 釣銭トレー
- コインケース(釣銭用)
- お金を保管する箱
- 値札
- ブースに掛ける布
- 折り畳みの棚(高さを出すと見てもらいやすい)
釣銭トレーやコインケース、ポップスタンドは百均で揃います。
写真で使っている棚、ポスタースタンドはこちら。店舗であまり売っていないので、Amazonで購入すると楽です。


また、ZINEのイベントでは時々テーブルを自分で用意する必要があります。私が出店したイベントではZINEフェス吉祥寺(パルコ屋上)、分倍河原ZINEフェスでテーブルが必要でした。
自前で用意する場合、折り畳みテーブルがあると持ち運びも手軽で便利です。


ZINEに関するQ&A


ZINEのイベントに関するQ&Aをまとめました。
ZINEの読み方は?
「ジン」と読みます。英語の「magazine(雑誌)」「fanzine(ファン雑誌)」に由来していると言われています。
出店料はいくらくらい?
4,000~6,500円程度。同じイベントでも会場や椅子の数によって値段が異なります。
ZINEフェスは定期的にSNSで宣伝すると少し安くなります。
参考として、文学フリマの出店にかかった費用をこちらの記事にまとめています。


ZINEを店に置いてもらうには?
ZINEを店に置いてもらうには、ZINEを取り扱っている店舗のスタッフさんにコンタクトを取って交渉する必要があります。
ZINEのクオリティや他の作品との相性もあるので、決して押し売りはしないよう注意しましょう。売り方の全体的な話はこちらにまとめました。


まとめ


今回はZINEを売る/買う人向けにイベントを紹介しました。
ZINEのイベントはクリエイターやファンの熱気を感じられるので、ZINEに興味がある人は一度行ってみてほしいです。私も初めて文学フリマへ行ったとき「こんなにZINEを読みたい人がいるのか」と感動しました。



私も引き続きイベント出店をします!
機会があったらぜひお立ち寄りください。
これから情報が出るイベントもあるはずなので、この記事は随時更新していきます!