文学フリマの問題は?出店・参加する際に知っておきたいこと

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文学フリマに出店もしくは参加したいと考えている方へ。

文学フリマは来場者数も年々増えており、本好きにとっては白熱するイベントです。今回は文学フリマの問題について、2023年~2024年と出店した経験から私が感じたことを紹介します。

今回は運営側に対する批判というよりは、規模が大きくなるにつれ必然的に起こってしまう問題をまとめました。

一般参加の方、出店する方向けの両方書いています!

目次

文学フリマで問題だと感じた点3つ

前提として、文学フリマ自体は魅力的なイベントです。一方で確かに、出店して「問題」と感じたポイントもありました。

  • 人が多く、ブースを回るのが大変
  • プロの作家、出版社の出店が多く、まだ知名度がない作家は埋もれてしまう
  • 作品を売る努力も求められる

それぞれ解説していきます。

人が多く、ブースを回るのが大変

文学フリマで毎回驚くのは、人の多さ。ピーク時は、通路を歩きにくいと感じるほどの混雑になります。

特に文学フリマ東京では、1万人以上の人が来場しています。

会場は混雑しており、ブースをゆっくり見ながら歩く余裕はありません。ほとんどの方が事前にWebカタログやSNSでチェックしたブースだけ回っています。

目当ての作品をゲットするだけでなく、その場で偶然好きな作品と出会えるのもイベントの醍醐味。規模が大きくなったことで、作品との出会いが起こりにくくなっています。

人混みが苦手な人は、そもそも会場へ行くのもしんどいかもしれません…。私もあまり得意ではないです。

プロの作家、出版社の出店が多く、まだ知名度がない作家は埋もれてしまう

文学フリマにはアマチュアの個人・サークルだけでなくプロの作家、出版社も参加します。そちらに人気が集中するため、まだ知名度の低いアマチュア作家が作品を売るのは難しくなってきました。

出店者が少ないイベントでは、知名度がなくてもお客さんの手に取ってもらえます。イベントによっては出店者同士の交流もあるため、宣伝ゼロでも買ってもらえることもあります。

しかし文学フリマでは知名度が低い作家が作品を売るのは難しく、人気のブースと比べて「売れなかった」と落ち込んでしまう人もいるでしょう。

もちろん売れないことはないのですが…人気サークルの売れ行きを目の当たりにすると、落ち込んでしまうのも無理はありません。

作品を売る努力も求められる

文学フリマでは、作品を出すだけではなく宣伝も求められます。作品の質が高くても、宣伝していないとなかなか売れません。

規模が大きくなったため「会場で通りかかった人の手に取ってもらう」という方法にあまり期待できないのが現実です。

作品の質も大事ですが、それ以上に「いかに宣伝するか」がポイントになってきています。人によっては、宣伝が重視される雰囲気に「合わない」と感じてしまうかも。

文学フリマの問題点を踏まえた、創作活動の方向性

上記の問題点を踏まえて、これからイベントで作品を売りたい人におすすめしたいことを紹介します。

  • 小規模なイベントにも積極的に参加する
  • 日頃から創作活動について発信する
  • SNSやWebカタログでアピールする

実際に文学フリマ東京38で私のブースに来てくれた人では、たまたま立ち寄ってくれた人よりイベントやネットで知ってくれた人が多かったです。

小規模なイベントにも積極的に参加する

文学フリマは規模が大きいため、お客さん一人ひとりとゆっくり会話する余裕は多くありません。よって普段から文学フリマだけでなく他のイベントにも参加すると、読者に作品を見つけてもらえるきっかけになります。

私のおすすめはZINEフェス。小規模なのでお客さんもゆったり回れますし、規模が小さい分カジュアルに参加できます。

最近は地域で作品を売れるイベントも増えてきました。各イベントでは、申し込みさえすれば誰でも作品を販売できます。

2024年に開催されているイベントはこちら。

日頃から創作活動について発信する

文学フリマ当日だけでなく、日頃から創作活動について発信しておくといいでしょう。ファンができれば、文学フリマにも来てくれるかもしれません。

文学フリマに出店したとき、ネックになるのが作品の存在自体を知ってもらいにくいこと。つまり事前に知る機会さえあれば、あなたの作品を買ってくれる人はいるはずです。

私はnoteでエッセイを書いています。イベントに来てくれるお客さんの中には「noteいつも読んでます!」という方も!

イベント前に限らず、常日頃から発信をする習慣をつけましょう。

SNSやWebカタログでアピールする

日頃の活動に加え、もちろん前日までの告知も大事。X(旧Twitter)、Instagram、noteなどのSNSやWebカタログを使って、作品が読者の目に留まるようアピールしましょう。

Webカタログの書き方についてはこちら。

SNSでは文学フリマに出店する旨やお品書き、作品のあらすじを書いておくとわかりやすいです。noteで一部試し読みを公開する人もいます。

お品書きの画像はCanvaで作成しました。テンプレートをいじるだけなので簡単です。

まとめ

今回は文学フリマの問題点と解決策、文学フリマの前に知っておきたいポイントについて紹介しました。

有料化や規模の拡大によりネガティブな意見もありますが、たくさんの人が来る以上仕方ないのかな、と個人的には思います。文学フリマだけでなく、より小規模なイベントも活性化して作家と読者が楽しめる機会が増えればいいですね。

私も文学フリマ含め、今後もいろいろなイベントに出店する予定です!

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この記事を書いた人

フリーランスのライター。Webライターやブログもやりつつ、旅行記やエッセイ本を作っています。広告代理店を経て独立し、ライター歴は3年。

このブログではZINEを作る方法やイベント、Webライターのノウハウについて紹介しています!

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