ZINEの作り方、印刷する方法【パソコンでエッセイ本を作ってみた】

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ZINEを作ってみたい!作り方はどうすればいいのかな?

ZINEを初めて作りたい人に向けて、今回はZINEの作り方を紹介します!

私は今までエッセイ・旅行記を3冊出しています。出版社や書店の人にも「レイアウトがきれい」と言ってもらえました!

実際に作った経験を踏まえて、ZINEを作るときの流れや注意点をまとめました。

これからZINEを作る人は参考にしてください!

目次

ZINEを作る方法3つ。おすすめは印刷会社に依頼

ZINEを作る方法として、3つ紹介します。

  • 印刷会社
  • コンビニプリント
  • 自宅のプリンター

コンビニプリントやプリンターも手軽ですが、おすすめは印刷会社に依頼して作ること。それぞれの方法について解説します。

印刷会社

一番おすすめしたいのが、印刷会社に入稿してZINEを作る方法。コストはかかりますが、クオリティが高く製本の手間がかかりません。品質も高く、初めてでもきれいなZINEが作れます。

パソコンで入稿データを作成し、印刷会社に送って印刷・製本してもらいます。入稿してから作品を発送してもらうまでの期間は翌日~10日程度。当然ですが、納期が短いほど料金は上がります。

イベントでは手製のZINEも出せますが、もし店舗に置いてもらいたいなら印刷会社による製本はマスト。迷っている方は印刷会社を利用してZINEを作りましょう。

コンビニプリント

コンビニプリントで印刷し、自分で製本する方法もあります。原稿をUSBに保存し、コンビニで印刷します。自宅のプリンターと違い、面付け(データを正しい順番で配置すること)の必要がありません。

コンビニプリントであれば外部に注文する必要がなく、イベント直前に原稿が完成しても印刷が間に合います。印刷会社よりもコストは低いのですが、自分で製本するので部数が多い場合はかなり大変。

ZINEを試しに作ってみたい場合や、手作り感を大事にしたいのであればコンビニプリントを利用してもいいでしょう。

自宅のプリンター

自宅のプリンターでZINEを作る方法もあります。安く済みますが、面付けを含めた製本を全て自分で行わなければいけないので手間がかかります。カラー原稿の場合、大量に印刷するとインクが足りなくなるかもしれません。

私は校正前の原稿とフリーペーパーを自宅のプリンターで印刷し、ZINEは印刷会社に頼んでいます。ページ数の少ないZINEや、お試しで印刷したい場合は自宅のプリンターを使うといいでしょう。

ZINEの作り方6ステップ

私が実践しているZINEの作り方を紹介します。エッセイ本を印刷会社に注文して製本する際の流れです。

  1. テーマ、ターゲットを決める
  2. 全体の構成を決める
  3. 本文を書く
  4. 校正する
  5. InDesignで入稿データを作る
  6. 入稿する

私が作ったZINEはエッセイをメインにしているので、アート系では方法が多少異なるかもしれません。

1.テーマ、ターゲットを決める

いきなり作り始めるのではなく、まずは全体から考えます。テーマやターゲットを決めてから作ると、作品に統一感が出るのでおすすめです。いろんな人に読んでほしいと思っても、テーマやターゲットを決めておかないとぼやけた作品になってしまいます。

最初のZINE「毒親育ちが大人になってから」は、毒親育ちの人を対象に大人になってからの生きづらさを扱う作品にしました。

2.全体の構成を決める

テーマを決めたら、全体の構成を決めましょう。最初に全体を決めておくとページ数、予算が大まかにつかめるので安心です。ボリュームを最初のうちに決めた方が、スケジュール管理も楽になります。

私はパワポに目次を作り、書きたい内容を箇条書きにしてから本文を作っています。

私が実際に書いていた目次。人に見せるものでもないので、自分がわかるようなメモで十分です。もちろん作っているうちに、足したい要素があれば追加してもOK。

3.本文を書く

全体がかたまってきたら、いよいよ本文にとりかかります。私はエッセイとインタビューを書くので、取材やエッセイの執筆をしていました。

私はまずWordで下書きを作り、一通り完成したらInDesignに移植しています。日頃noteやブログで文章を書いているなら、今までの記事をまとめるだけでもZINEを作れます。

本文と同時に、表紙も用意しておきましょう。表紙はCanvaやフリー素材でも作れますが、おすすめはイラストや写真を使ってオリジナルの表紙にすること。自分で作るのが難しい場合、ココナラを使って依頼してもいいでしょう。

ココナラを利用した表紙の作り方はこちら。

4.校正する

書き終わったら校正をしましょう。校正とは誤字脱字や表記揺れ(「又は」と「または」が混在しているなど)、言葉の使い方を修正する作業です。

私は本文を書き終えた時点で一度原稿を印刷して、校正をかけてから入稿しています。デザイン中心のZINEでも表記にミスがあると目立つので、確認しておきましょう。

意外とミスしやすいのがタイトルや見出し。目立つ部分こそかえって「大丈夫だろう」という気持ちが働くのか、何人かでチェックしても見落としが残っていることも。余裕があれば自分だけでなく、他の人にチェックしてもらうと安心です。

5.入稿データを作る

原稿を一通り作成したら、入稿データを作ります。印刷会社によって入稿データの形式が異なるので、まずはデータ形式を確認します。

私が利用しているちょ古っ都製本さんではPDF入稿に対応しているので、InDesignからPDFデータを作成して入稿しています。初めてで正しく作れているか不安な場合は、試しに1冊だけ注文して仕上がりを確認しましょう。

6.入稿する

入稿したら、あとは製本を待つだけ。万が一不備があった場合、印刷会社から連絡が来ます。メールは常に確認しておきましょう。

大きなイベント前は印刷会社が混むので、なるべく早めに入稿しておくと安心です。

ZINEの作り方に関するQ&A

ZINEの作り方に関する質問をまとめました。

ZINEの綴じ方は何がいい?

中綴じ製本、くるみ製本(無線綴じ製本)がよく使われます。30ページ以上あるならくるみ製本がおすすめ。背に糊を付けて表紙をくるむ方法です。

ZINEと雑誌、フリーペーパーとの違いは?

雑誌とは定期的に発行される出版物のこと。出版社が発行しているものが多いです。ZINEは雑誌(Magazine)に由来する、自由な形式で作る冊子です。企業ではなく個人製作が一般的。

フリーペーパーは無料で配布されるメディアで、形式にはペラ紙・冊子があります。個人・企業問わず発行されており、ZINEとの明確な線引きはありません。もし無料で配布しているZINEがあれば、フリーペーパーかつZINEと言えるかもしれません。

ZINEを販売する方法は?

イベント販売や通販、店に置いてもらう方法があります。最初はイベント販売がおすすめです。

ZINEを作るとき、印刷会社はどこを使う?

私はちょ古っ都製本工房を利用しています。少部数の冊子を作るならここがおすすめ。1冊から依頼できるので、お試し印刷もできます。

まとめ

今回はZINEの作り方について解説しました。

ZINEは自由なメディアなので、もちろん作り方にも絶対はありません。この記事を参考に、あなただけのZINEを作りましょう!

ZINEが完成したら、ぜひイベントで売ってみましょう。きっと気に入ってくれる人が現れますよ。

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この記事を書いた人

フリーランスのライター。Webライターやブログもやりつつ、旅行記やエッセイ本を作っています。広告代理店を経て独立し、ライター歴は3年。

このブログではZINEを作る方法やイベント、Webライターのノウハウについて紹介しています!

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