ZINEの制作費用はどれくらい?安くする方法も解説!

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ZINEを作ってみたいけど、費用はいくらくらいかかるんだろう?

今回はこれからZINEを作る人に向けて

  • ZINEの制作費用
  • ZINEの制作費用を抑えるコツ
  • ZINEの制作費用でケチってはいけないところ

を紹介します!

ZINEを作りたいと思っても、制作費用がどれくらいかかるか気になる人もいるでしょう。サイズやカラー、印刷会社によって制作費用は異なります。

私は今まで4冊のZINEを制作してきました。今回はエッセイZINEを制作した例を用いて、ZINEの制作費用について解説します。

ZINEの制作費用を知りたい方はぜひこの記事を参考にしてください!

作り方が知りたい方はこちら。

目次

私がZINEを制作するときにかかった費用

私が初めて作ったZINEはこんな感じでした。

  • A6、100ページ前後
  • 印刷、製本は印刷会社に依頼
  • PDF入稿
  • 冒頭のみカラー、他はモノクロ印刷
  • 表紙イラストは外注
  • 入稿データはInDesignを使って作成

かかったのは印刷費、外注費、制作ソフト代。

今回はモノクロ印刷なので、フルカラーだと印刷代はもっとかかります。

用途費用
印刷費35冊で10,000円くらい
表紙イラスト外注費10,000円
制作ソフト代(indesignなど)月々2,890円

ソフトは3ヵ月程度使っていたので、ZINEの制作費用はトータルで30,000円くらい。増刷して販売する場合は印刷費しかかかりません。

それぞれの費用について解説します。

印刷費|35冊で10,000円くらい

最初ZINEを作ったときの印刷費は、35冊で10,000円くらいでした。

使っているのはちょ古っ都製本。小ロットから作れますし、製本もきれいです。文章メインのZINEを作りたいならおすすめ。

デザイン系のZINEを作っている人に聞くと、ラクスルグラフィックを使っているようです!

表紙イラスト外注費|10,000円くらい

私はイラスト、写真を自分で作れないので、ZINEの表紙イラストを外注しています。

ココナラを使って自分のイメージに合ったイラストレーターさんを探し、見積もり依頼で問題がなければ契約。2週間くらいで作ってくれる場合が多いです。

表紙をテンプレートから作る手もありますが、買ってもらうために魅力的な表紙は大事。作品のイメージを伝え、手に取ってもらえるZINEにするためにも表紙は工夫を凝らしましょう。

もし自分で表紙を作れる場合、デザインソフトを使って自分で作ってもOK。普段デザインになじみがない人は、表紙の作成は無理せず外注がおすすめです。

制作ソフト代(InDesignなど)|月々2,890円~

Wordでも原稿を作れますが、冊子を作る際に便利なのがAdobeのInDesign。単品であれば月々3,000円弱、イラレ等他のソフト込みで6,480円~です。

InDesignは有料のソフトですが、ページ数のある印刷物のレイアウト作成に便利。操作に慣れる必要はありますが、一度操作になれてしまえば本格的なZINEを作れます。

ZINEの制作費用を抑える3つのポイント

ZINEの制作費用を抑えるコツは、次の3点です。

  • 納期の長いプランにする
  • カラーは必要最低限にする
  • まとまった部数を印刷する

必要なところにはお金をかけた方が、納得のいく仕上がりになります。節約はほどほどに。

納期の長いプランにする

私が使っている印刷所では、納期が翌営業日~10営業日で選べます。納期が長い方が費用は安くなるので、なるべく納期の長いプランを選びましょう。

納期が短いプランはトラブルがあったときや、イベントまで時間がないときだけ使うのがおすすめ。特に慣れないうちは余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。

カラーは必要最低限にする

印刷はモノクロ、カラー、モノクロ/カラー混合印刷の3つに分けられます。カラーはコストがかかるので、カラーのページは必要最低限にしておきましょう。

文章メインのZINEであれば、ほぼモノクロで問題ないでしょう。モノクロ/カラー印刷は一部をカラーに印刷する方法で、一部だけカラーのページを入れる際にお得です。

私は中表紙だけカラー印刷を入れています!

デザインを見せるためのZINEであれば、妥協せずフルカラーで印刷しましょう。何をメインに見せたいか、で決めるといいと思います。

まとまった部数を印刷する

一度にまとまった部数を印刷した方が、1冊あたりの値段は安くなります。例えば10部を3回印刷するより、30部を1回印刷した方がお得です。

私が初めてZINEを印刷したときは、35部印刷しました。その後売れ行きの目処が経ってからは50部、100部と部数を増やしています。

実際に発注したときの部数と値段をまとめました。

部数値段1部あたりの値段(小数点以下は四捨五入)
35部9,900円282円
50部13,150円263円
100部23,150円232円

1冊あたりの値段は、35部と100部では50円も差があります。

ただしいくら割安でも、最初から部数を増やしすぎると売れ残ったら赤字になる点に注意が必要です。「これくらいなら売れそうかな」というレベルに留めておきましょう。

ZINEの制作費用でケチってはいけないところ

ZINEを作る上で、ダイレクトに品質と関わる部分はケチらずにお金をかけましょう。

特に次の3点は大事にすべきです。

  • 自分のこだわり
  • 表紙
  • 発色などデザインの仕上がり

ZINEは自分の「好き」を詰め込めるメディア。もちろんお金も大事ですが、自分の表現したいことを諦めないように作りたいですよね。

納期や部数で節約しつつ、ZINEのクオリティに関わる部分は妥協しなくてOKです。

自分のこだわり

「写真やイラストがメインなので、全編カラーにしたい」「紙質にこだわりたい」など、ZINEを作るうちに自分がこだわりたいポイントが出てくると思います。自分のこだわりを表現するためのコストは、ケチらず十分にかけましょう。

制作費用を抑えたいあまりこだわりたい部分を削ってしまうと、作品の魅力も減ってしまいます…。

紙の質やカラー印刷など、こだわりたい部分はたくさん出てくるはず。なるべく諦めたくないですよね。

少しでも安くしたい場合、複数の印刷会社で相見積もりをしましょう。

表紙

表紙はZINEの顔になるところ。表紙が魅力的でなければ、ZINEを手に取ってもらえません。

テンプレートで済ませる方法もありますが、外注やデザインソフトにより本格的な表紙を作るのがおすすめです。

私はココナラでイラストレーターさんに表紙の作成を依頼しています!

表紙の作り方について、詳しく知りたい方はこちら。

発色などデザインの仕上がり

同じ入稿データでも、印刷によって仕上がりは異なります。仕上がりは妥協せずにコストをかけましょう。

知人はデザイン系のZINEを作ったのですが、RGBで作成していたためにデータと実物で見栄えが違ってしまったようです。グラフィックではRGBをCYMKに変換するサービスがあり、変換したところ納得のいくクオリティに仕上がったとのこと。

私はZINEに必ずPP加工(本の表面をフィルムでコーティングすること)をしています。ZINEに光沢や高級感を出せますし耐久性も上がるので、費用はかかっても加工を入れています。

まとめ

今回はZINEの制作費用について解説しました。

印刷会社に依頼するとクオリティが高い一方、どうしても気になるのがコストの問題。

節約しすぎても納得のいくクオリティにならないので、制作費用はメリハリをつけて検討しましょう!

思ったより赤字が大きかった…という人は、値段設定も考えてみるといいかも。値段設定についても、こちらの記事で紹介しています。

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この記事を書いた人

フリーランスのライター。Webライターやブログもやりつつ、旅行記やエッセイ本を作っています。広告代理店を経て独立し、ライター歴は3年。

このブログではZINEを作る方法やイベント、Webライターのノウハウについて紹介しています!

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