先日、質問箱にて「ZINEのタイトルをどうやって決めていますか?」と質問がありました!
魅力的と言っていただき嬉しいです!

ZINEのタイトル、悩みますよね〜。
タイトルの付け方1つで、手にとってもらいやすさはガラッと変わります。
割と直感で決めてしまうこともありますが、ZINEのタイトルを決める上で私が大事にしているポイントが何点かあります。
あくまで自分の場合なので、「これが正解」というわけではありません!ZINEは自由なメディアなので、タイトルも自由でOK。
この記事を参考にしつつ、最終的には自分が「これだ!」と思うタイトルを決めましょう!
ZINEのタイトルは読んでもらうために大事な要素


個人で自由に発信できるメディア、ZINE。
ZINEを作っていて、タイトルに悩む人も多いはず。タイトルはZINEの顔のようなもので、読者はまずタイトルを見て読むか判断します。
イベントでZINEを置いていても、お客さんがまず見るのは表紙のタイトルとイラスト・写真。



感覚ですが「タイトルが気になって」と言って手に取ってくれる人は、買ってくれる確率も高い気がします!
そもそもZINEって何?という方はこちら。
私がZINEのタイトルで大事にしていること


私がZINEのタイトルを決める上で大事にしていることを5点まとめました。
- 自分のことを知らない人にも興味を持ってもらえるか
- ZINEの内容とマッチしているか
- 表紙と合っているか
- 想定している読者に刺さりそうか
- 自分が愛着を持てるか
実際のZINEも例として紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
紹介しているZINEは全て、BASEまたはBOOTHで購入できます。気になる作品があったら、ぜひ購入して実際に手にとって見てください。
自分のことを知らない人にも興味を持ってもらえるか
イベントで来てくれる人の多くは、私のことを知りません。それでも作品を手に取ってもらうには、ZINEのタイトルから興味を持ってもらう必要があります。
タイトルだけで「面白そう!」「何が書いてあるんだろう?」と思ってもらえたらこちらのもの。



感覚ですが「タイトルが気になって」と言って手に取ってくれる人は、買ってくれる確率も高い気がします!
単純に「旅行記」と書いてあるより、場所や出来事がタイトルに書いてあると気になりますよね!
私が作った旅行記『2019年ロシアの旅』は、タイトルだけで2019年にロシアを旅行したことがわかるようにしています。ロシアの旅行記は珍しいので、タイトルだけで興味を持ってもらえます。
ZINEの内容とマッチしているか
ZINEのタイトルに迷ったら、「内容を一文で表すと?」を考えてみましょう。
タイトルに興味を持ってZINEを手にとったのに、タイトルと内容が全然違うものだったら読んでもらえないかもしれません。
鮎川まきさんの『子どもが欲しい、という気持ちが欲しい』はその名の通り、今後子どもを持つか迷う著者の葛藤を書いたZINEです。




タイトルに惹かれるなら、きっと内容にも共感できるはず。
表紙と合っているか
タイトルと表紙の組み合わせも大事です。



以前一人出版社をされている方にZINEを見てもらったところ、「表紙とタイトルをトータルで考えた方がいい」とアドバイスを受けたことがあります。
表紙の写真やイラストとタイトルを並べて見て一体感があるか、も考えてみましょう。
ナレーター・作家の有野優樹さんが作ったZINE『みんなの怪談』は、怪談らしい暗めの表紙にタイトルが赤い字で書かれています。


表紙から怪談の雰囲気が伝わり、タイトルも明確です。


「表紙を自分で作るのが難しい…」という人は、ココナラでプロのイラストレーターさんに依頼するのがおすすめ!
私もZINEの表紙は全てイラストレーターさんに依頼しています。表紙の作り方はこちらにまとめました。


想定している読者に刺さりそうか
ZINEはタイトルも、内容も自由。だからこそどんなタイトルを付けたらいいか悩むもの。迷ったら、まずそのZINEをどんな人に読んでほしいか考えてみましょう。
イメージができたら「どんなタイトルだったら、その人が手に取ってくれるか」を考えるとタイトルを決めやすいです。



どんな人にでも刺さる作品を作るのは難しいので、「こんな人に届けたい、読んでほしい」という読者像を持っておきましょう!
私が初めて作ったZINE『毒親育ちが大人になってから』は、「私と同じ毒親育ちで、大人になってからも生きづらさに苦しむ人」を想定して作りました。


実際に文学フリマで買ってくれた人の中には「私も毒親育ちです」「ここの文章、私も同じでした」と声を掛けてくれる方も!
タイトルは最初に読者へ届く言葉。届けたい相手を想像しながら決めましょう。
自分がそのタイトルに愛着を持てるか
ZINEを作るには読者だけでなく、自分の熱意も大事。
仕事と違って、ZINEは自主制作です。自分が愛着を持てる作品にならないと、作るのも売るのも嫌になってしまいます。



自分の「好き」を詰め込めるのがZINEの醍醐味!
愛着を持てるタイトルを考えましょう。
エッセイアンソロジー『エモセルシオールでエモーヒー』のタイトルは、元々後輩のツイートでした。


ずっと面白いと思っていて、後輩にタイトルとして使わせてもらえないか相談、OKをもらいました。後輩も一緒にアンソロジーを作ってくれることに。
自分が好きなタイトルだからこそ、自信を持って「面白いタイトルですよね!」と言えます!


通販を考えているならSEO対策も意識するといいかも


ZINEはイベント、書店だけでなく通販でも販売できます。もしZINEを通販で販売するなら、SEOを意識したタイトルを考えてもいいかもしれません。
SEO対策とは、検索エンジンで上位に表示されるための工夫のこと。稀にですが、ネット検索からZINEを知って購入してくれる方もいます。
特定のキーワードで検索した時に検索結果から見つけてもらえるよう、タイトルにキーワードを入れるとZINEを見つけてもらえます。
例えば「毒親育ち 恋愛」で検索すると、私の作ったZINE『毒親育ちの恋愛事情』が1ページ目に表示されます。もしかしたら毒親育ちで悩んでいる人が、検索結果からZINEを知ってくれるかも。





この辺はお好みで!
SEOにこだわるあまり好きなタイトルが付けられないのは本末転倒なので、余裕があればでOKです。
通販を始めるならBASEがおすすめ。


まとめ


今回はZINEのタイトルに悩んだ時のポイントを、実際のZINEを例にして紹介しました。
ZINEは内容だけでなく、タイトルも大事。タイトル一つで読者に興味を持ってもらえるか決まります。



この記事を参考に、納得のいくタイトルが決まったら嬉しいです!
このブログではZINEの作り方、売り方について私の体験を紹介しています。
他の記事もぜひ参考にしてください!