
ZINEを売っているオンラインショップを知りたい!



ZINEをオンラインで売りたいけど、方法がよくわからない…
ZINEをオンラインショップで買いたい、もしくは売りたい方へ。いざ探してみると、ZINEを置いているオンラインショップを見つけるのは難しいですよね。
ZINEのオンラインショップには個人のサイト、書店が運営しているサイトがあります。
実際のサイトや、ZINEをオンラインショップで購入するメリット・デメリットも紹介します。
ZINEのオンラインショップには個人・書店の2つがある


ZINEのオンラインショップには個人で運営しているもの、書店で運営しているものの2種類があります。
個人でオンラインショップを開設する場合、BOOTHやBASEがおすすめ。BASEの方がサイトデザインの自由度が高く、BOOTHの方が簡単に開設できます。



私もオンラインショップのBOOTHでZINEを販売しています!
書店のオンラインショップでも、ZINEを取り扱っているところがあります。気になる書店があれば調べてみましょう。
実際にZINEを販売しているオンラインショップ
実際にZINEを販売しているオンラインショップをいくつか紹介します。
書店では実店舗とオンラインショップを両方運営しているところも多いので、ラインナップが気に入ったらぜひ実店舗にも足を運んでみてください。
MOUNT ZINE


(引用元:https://zine.mount.co.jp/shop/)
MOUNT ZINEはZINEの専門店。個性的なZINEが並びます。
オンラインショップのほか、駒沢に店舗があります。場所はこちら。
出店料を払えば、審査なしで5ヵ月の間ZINEを店舗とオンラインストアに置いてもらえます。10/1まで出品を受け付けているので、興味がある方は申し込んでみましょう。
たいやき書房


たいやき書房は、でこぼこ書店の店内にあるZINE専門のシェア型書店です。筆者が運営しています。
シェア本棚に加えて、オンラインショップでもZINEを売っています!エッセイが多め。



ここでしか取り扱っていないZINEもあるので、ぜひのぞいてみてください!
サイトはBASEで作っています。無料で作れるので、ご自身でオンラインショップを立ち上げたい人にもおすすめ。
実店舗ではZINEに加え、古本も売っています。


マルジナリア書店


(引用元:https://yorunoyohaku.com/)
マルジナリア書店は、分倍河原駅のすぐ前にある独立系書店。
実店舗とオンラインショップを運営されています。オンラインショップは、一部送料無料です。
絵本やエッセイもありますが、人文・社会系の本が多めです。新刊のほか、ZINEも一部取り扱いがあります。



私のZINEもオンラインショップに置いていただいています!
店舗も居心地がよく素敵です。奥にはカフェスペースもあります。


店主の小林えみさんはPodcastも配信しています。私のZINEもご紹介いただきました。
実店舗については、こちらの記事で紹介しています。


ZINEをオンラインショップで購入するメリット


ZINEをオンラインショップで購入するメリットは、次の3点。
- 全国どこでも購入できる
- 自宅で受け取れる
- ZINEをゆっくり見て購入できる
とにかく利便性が高いのが、オンラインショップのいいところ。
全国どこでも購入できる
気になる書店を見付けたけど、店舗が遠方にある…という場合でも、オンラインショップなら直接行かずに購入できます。
書籍はAmazonでも購入できますが、ほとんどのZINEは流通していません。独立系書店のオンラインショップでは、その書店独自の基準で選んだZINEが並んでいます。
自宅で受け取れる
書店やイベントでZINEを購入したいと思っても、忙しくてなかなか足を運べないこともありますよね。
オンラインショップならイベント会場や書店に直接行けないときも、ZINEを購入できます。自宅まで郵送してもらえば、どこかへ出かける必要はありません。
ZINEをゆっくり見て購入できる
文学フリマなど規模の大きいイベントでは、ブースが多く気になる作品全てを見られない…という場合もあります。混んでいると、ゆっくり立ち読みもできません。
オンラインショップであれば、スマホやパソコンでZINEをじっくり見られます。気に入った作品があれば作品紹介を見て、購入を検討すればOK。
ZINEをオンラインショップで購入するデメリット


ZINEをオンラインショップで購入するデメリットも考えてみました。
- 送料がかかる
- 試し読みができない
- ZINEの色味や手触りがわかりにくい
オンラインショップは便利ですが、ZINEならではの良さを十分味わえないデメリットも。
送料がかかる
オンラインショップでZINEを購入すると、ZINE本体の料金だけでなく送料がかかります。
送料はサイトや本のサイズ、重さによって異なるので、購入する前に確認しましょう。例えば私が使っているBOOTHの匿名配送(あんしんBOOTHパック)ならネコポスで370円です。
送料がかかるといっても、ほとんどの場合はイベントや書店の往復の交通費より安くなります。
また、一定の金額に達すると送料をサービスしてくれるショップもあります。
試し読みができない
イベントや書店ではZINEの見本が置いてあり、実際に手にとって試し読みしてから購入できます。文学フリマでも見本誌コーナーがあり、自由に閲覧できるようになっています。
オンラインショップでは一部のページを公開している場合もありますが、イベントや書店よりも見られる範囲は狭いです。購入を検討するとき、やや不便に感じます。
ZINEの色味や手触りがわかりにくい
ZINEの醍醐味は中身だけではありません。冊子のデザインや手触りに作者のこだわりが詰まっているZINEもあります。オンラインショップでもZINEのデザインは見られますが、色味や質感、手触りまではわかりません。
写真では色味が実物と若干違って見えることも。アート系のZINEは特に、オンラインショップで選ぶのが難しい印象です。
ZINEをオンラインショップで売る方法


ここからはZINEを売りたい人向けのお話です。
ZINEをオンラインショップで売りたい場合、2通りの方法があります。
- 自分で通販サイトを立ち上げる
- 書店のオンラインショップに置いてもらう
私は両方使っています。それぞれの方法について解説します。
自分で通販サイトを立ち上げる
BOOTHやBASEを使えば、自分でオンラインショップを開設できます。
手軽なのはBOOTH。操作もわかりやすく、匿名配送のサービスもあります。



私もBOOTHを使っています!
設定は送る方法はこちらにまとめました。


BASEはサイトのカスタマイズができるので、デザインにこだわりたい人にはおすすめ。書店さんでもBASEを使っているサイトがありました。
書店のオンラインショップに置いてもらう
前者より難易度は上がりますが、書店のオンラインショップに置いてもらう手もあります。
その場合は書店にZINEを持ち込み、置いてもらえるよう営業をかける必要があります。



私も何店舗かオンラインショップに置いてもらいました!
オンラインショップに置いてもらうというよりは、実店舗にプラスして置いてもらっている形です。
なお、ZINE専門店のMOUNT ZINEは出店料を払えば審査なしで店舗、オンラインショップに置いてくれます。
ZINEをオンラインショップ以外で買う・売る方法


ZINEをオンラインショップだけで販売するのは難しいです。ZINEの存在を読者に知ってもらう機会が少ないからです。
オンラインショップはあくまでサブの販売方法にして、他の方法をメインで使うのがおすすめ。オンラインショップ以外でZINEを販売する方法を紹介します。
イベント
ZINEを作ったら最初に挑戦してほしいのが、イベント出店による販売。
文学フリマやZINEフェスなど、全国でZINEを売っているイベントは定期的に開催されています。お金さえ払えば、知名度ゼロでも出店できます。
出店するメリットは、買ってくれるお客さんと直接話せること。事前にSNSで告知すれば興味を持った人が来てくれますし、たまたまZINEを見かけて買ってくれることもあります。
私は文学フリマに出店しました。2024年度のイベントをこちらにまとめています。


書店に置いてもらう
オンラインショップだけでなく、実店舗の書店に置いてもらう方法もあります。
独立系書店の中には、積極的にZINEを置きたいと考えている店主さんもいます。書店のラインナップを見て、自分のZINEと合いそうだと感じたら連絡してみましょう。


その書店のファンにZINEを見てもらえるので、作品を知ってもらうチャンスが増えます。
まとめ


今回はZINEをオンラインショップで販売する方法について紹介しました。
まずはイベントに出店→BOOTHやBASEでオンラインショップを開設、の流れがおすすめ。もし読者の反応が良かったら、書店に営業をかけて店舗やオンラインショップに置いてもらえないか交渉してみましょう。
オンラインショップだけでZINEを売るのは難しいので、イベントや書店の販売と組み合わせるのがおすすめです。