医療広告は人の健康に直接関わるため、薬機法・医療法により厳格なルールが設定されています。
YMAA認証マーク資格試験は、医療広告に関する薬機法・医療法について出題される資格試験です。合格するとYMAA認証マークを取得できます。

私も2023年にYMAA認証マーク資格試験に合格し、YMAA認証マークを取得しました!
この記事では、YMAA認証マーク資格試験の概要や合格率、実際の勉強方法について紹介しています。これからYMAA認証マーク資格試験を受験しようか検討している人、医療ライターを目指している人はぜひ参考にしてください。
YMAA認証マーク資格試験の概要
YMAA認証マーク資格について、公式ホームページには次のように書かれています。
YMAA個人認証マーク制度は薬機法、医療広告ガイドラインの知識を習得した広告取扱担当者として評価し、その旨を示すYMAAマークを付与し、事業活動に関してYMAAマークの使用を認める制度です。
対象や受験料、受験方法をまとめました。
対象 | 誰でも受験可能 |
受験料 | 無料 |
ライセンス発行手数料 | 6,600円(税込) |
受験方法 | 随時オンラインで受験可能 |
合格に必要な正答率 | 90% |
問題数 | 60問 |
回答方式 | 〇×の2択 |
試験時間 | 記載なし |
合否発表 | 受験後すぐ |
開催元 | 一般社団法人薬機法医療法規格協会 |
YMAA認証マーク資格試験の合格率は30.7%


公式サイトによると、合格率は30.7%(2024年8月時点)。しかし医療ライター、メディカルライター経験者でなければ初受験で合格は難しいでしょう。
理由は難易度だけでなく、一度受験してからでないと試験範囲の資料がダウンロードできないからです。
不思議なシステムなのですが、受験は無料でできるのでまずは一度受験しましょう。ライセンス発行までお金はかかりません。
これは受験した所感ですが、2回目以降の受験であればもっと合格率は高そうです。
YMAA認証マーク資格試験の勉強方法


YMAA認証マーク資格試験の勉強方法について解説します。
- YMAA認証マーク資格試験を受験する(不合格でもOK)
- 薬機法・医療法マニュアルをダウンロードする
- マニュアルを読み込んで勉強する
- 合格するまで再挑戦する
なお、勉強にあたり書籍や教材を購入する必要はありません。
YMAA認証マーク資格試験を受験する(不合格でもOK)


(引用元:https://www.yakkihou.or.jp/ymaa-test/test01/)
受験後でないと資料がダウンロードできないため、まずはYMAA認証マーク資格試験を受験しましょう。
最初は不合格でもOKです。それぞれの問題を読んで、どんな内容が出題されるのか確認しておきましょう。
薬機法・医療法マニュアルをダウンロードする
受験後に資料がPDFでダウンロードできるようになります。医療法・薬機法の2種類があるので、両方ダウンロードしておきましょう。
マニュアルを読み込んで勉強する
YMAA認証マーク資格試験の勉強は、基本的にマニュアルを読み込むだけ。マニュアルはコンビニや自宅のプリンターで印刷すると、線を引いたり書き込みができるので便利です。
マニュアルはどちらも30枚くらいあります。ボリュームにビックリするかもしれませんが、全てを一字一句覚える必要はありません。
マニュアルをただ読んでいると眠くなるので、最初に受験したとき出題された箇所にマーカーを引く、出題されそうな場所を予想するなどメリハリをもって取り組みましょう。
勉強期間は1週間~1ヶ月くらいがおすすめです。前の問題を覚えているうちに、期間を決めて取り組みましょう。
合格するまで再挑戦する


マニュアルを一通り読み終わったら、再び受験します。不合格になったらマニュアルを読み返し、何度でも挑戦しましょう。挑戦するうちに問題の傾向や、出題頻度の高い範囲がわかってきます。
YMAA認証マーク資格試験を受験するメリットは?


YMAA認証マーク資格試験を受験したメリットは次の3つ。
- 医療ライターになるための基礎が身につく
- クライアントにアピールできる
- 低コストで取得できる
医療ライターを目指す人におすすめの資格です。
医療ライターになるための基礎が身につく
医療ライターには文章力だけでなく、病気や医薬品の知識と医療広告のルールを知っておく必要があります。
医療広告のルールを勉強するにあたり、YMAA認証マーク資格試験が役立ちます。試験の中で実際のケースに近い問題にもあたるので、合格後に記事の表現で迷ったとき参考になるはずです。



「この表現、法律的に大丈夫かな…?」というセンサーが働くようになります!


クライアントにアピールできる
YMAA認証マーク資格試験を取得していると、YMAA個人認証マークをダウンロードできます。日付は私が試験に合格したときのものです。
このマークを名刺やプロフィールに入れておくと、薬機法・医療法に則った文章が書けることをクライアントへアピールできます。



ランサーズの医療ライターでも、YMAA個人認証マークをプロフィールに掲載している人をよく見かけます!
低コストで取得できる
YMAA認証マーク資格試験は受験、資料のダウンロードが無料。かかるのは合格後のライセンス発行料(6,600円)だけ。低コストで取得できるのが嬉しいポイントです。
薬機法管理者も医療ライター向けの資格ですが、受験費用が5~10万かかる上に更新料もかかります。取得、維持にかなりのコストがかかるので、お金に余裕がなければ取得は難しいでしょう。
YMAA認証マーク資格試験は医療ライターに興味がある、まずは試しに挑戦してみたいという方にも受験しやすい資格です。
まとめ


今回はYMAA認証マーク資格試験の概要や合格率、勉強方法について解説しました。
法律違反は「知らなかった」では済まされません。クライアントや自分の身を守るためにも、医療ライターの方は一度YMAA認証マーク資格試験の受験をおすすめします。
このブログではYMAA認証マーク資格試験の他にも、ライター向けの資格を紹介しています。



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