シェア型書店に興味があるけど、お店がどこにあるかわからない…という方に向けて、埼玉にあるシェア型書店をまとめました。
私はでこぼこ書店で「たいやき書房」を運営しています。都心にもシェア型書店はありますが、近場の方が買いに行くにも何かと便利。特に埼玉に住んでいる人は、まず県内のお店へ行ってみてはいかがでしょうか。

この記事では実際にシェア型書店を運営している私が、埼玉のシェア本棚を紹介します!
そもそもシェア型書店とは?


シェア型書店とは、複数のメンバーが共同で運営するお店のこと。棚主になると、スペースの一角を自分だけの本屋さんとして利用できます。



本好きなら棚主になるだけでなく、お客さんとして行くのも楽しいですよ!
書店によっては店番制度があったり、棚主同士のコミュニティがあったりします。シェア型書店は本を楽しむための新しい形としておすすめ。一人で複数の棚を運営している人もいました。
具体的な始め方や、シェア型書店の仕組みを知りたい方はこちら。


実際にシェア型書店を始めてみたい方は『ちいさな本屋のはじめかた』がおすすめ。私もこの冊子をきっかけとしてシェア型書店を始めました。
埼玉にあるシェア型書店
埼玉のシェア型書店を4つ紹介します。
- 本と喫茶 夢中飛行(旧ハムハウス)
- でこぼこ書店
- 小声書房(ブクブク荘)
- 太原堂



私はでこぼこ書店でシェア本棚を運営しています!
なお、棚の空き状況については店舗にお問い合わせください。
本と喫茶 夢中飛行(旧ハムハウス)


大宮にあるシェア型書店。
棚の数が多く、棚主同士のコミュニティも運営されています。棚主だけ参加してもいいですし、店番やイベント主催など積極的に活動する場所としても利用できます。
一部の本は購入だけでなく、貸出も可能です。
場所 | 〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-56ks’ 氷川の杜201号室 |
営業時間 | 11:00 – 18:00 |
定休日 | 火曜日、水曜日 |
棚主にかかる費用 | 棚の料金 3,300円/月 |
ホームページ | https://muchu-hiko.com/ |
私が行った時点(2024年9月)では、まだ棚に十分な空きがありました。棚主になるには説明会への参加が必須です。


でこぼこ書店


場所 | 埼玉県さいたま市中央区上落合7-10-39 (JR埼京線「北与野駅」から徒歩13分) |
営業時間 | 平日:12:00~19:00 土日祝:10:00~18:00 |
定休日 | 月曜日、火曜日(その他不定休あり) |
棚主にかかる費用 | 棚の料金 3,000円/月 |
ホームページ | https://decoboco-books.shopinfo.jp/ |
新刊、古本、ZINEも扱っています。新刊のジャンルはビジネス本、小説、絵本、アートなどさまざま。
お店の一部がシェア型書店になっています。


こちらが私の棚です。一般的な書店では扱っていないZINEを置いています。


小声書房(ブクブク荘)
小声書房は北本にある書店です。


小声書房では新刊、ZINEを販売しているほか、書店の一角にシェア型書店「ブクブク荘」を運営されています。
場所 | 〒364-0031 埼玉県北本市中央1-109-B-103 |
営業時間 | 第2・4・5 木:16:00~20:00 金・土:11:00~22:00 日・月:11:00~20:00 |
定休日 | 火・水・第1・3 木 |
棚主にかかる費用 | 入会金不要 1ヶ月2000円 販売手数料10% |
ホームページ | https://kogoeshobo.theshop.jp/ |
X(旧Twitter)で棚の宣伝もしてくれます。こまめに更新されているので、棚の宣伝もバッチリです。
太原堂
太原堂は、熊谷にあるシェア型書店。40名ほどの棚主さんがいます。
場所 | 埼玉県熊谷市本町1-180 |
営業時間 | 不定期 |
定休日 | 不定期 |
棚主にかかる費用 | 月額1,500円 |
ホームページ | https://www.taigendo.net/ |
毛糸屋さんを改装したシェア型書店です。見た目もレトロで素敵。
棚主が店番をしている日もあります。書店のほか、一箱本の市などのイベントも企画されています。



営業時間や定休日が不規則なので、行く際は事前に必ず営業日を確認しましょう!
X(旧Twitter)、Instagramで確認できます。
太原堂の店主・白根さんは『ちいさな本屋のはじめかた』のインタビュー記事で登場しています!
シェア型書店を実際に始めてみたい方はぜひこちらも参考にしてください。
私が実践している、シェア型書店の楽しみ方


私は棚主と一般客、両方の立場でシェア型書店を利用しています。私が実践しているシェア型書店の楽しみ方を紹介します。
- 一冊との出会いを求めて本棚を眺める
- 自分の推し棚主を見つける
- 自分が棚主になる
お客さんとして利用するのもよし、棚主になるのもよし。シェア型書店は本好き同士がつながれる、不思議な空間です。
一冊との出会いを求めて本棚を眺める
もちろん品揃えは大型書店の方が豊富です。特定の本を購入したいなら、一般的な書店や通販を利用した方が効率的かもしれません。
しかし数の少ない、小さな棚で厳選された本だからこそ、出会える本があります。



自分だけでは気付かない、隠れた名作と出会うチャンスになるかも!
古本も多いので、手頃な価格で購入できます。
自分の推し棚主を見つける
シェア型書店に来る人の中では、特定の棚主が好きで通っている人もいます。



自分と好みが似ている棚主を見つけたら、定期的に棚をチェックするのも楽しいです!
人によってはフリーペーパーや、SNSやホームページのQRコードを設置しています。シェア型書店をきっかけに、推し棚主と出会えるかも。
自分が棚主になる
シェア型書店の棚主になると、自分の好きな本を発信できます。自分でZINEを作っていれば、それを置いてもOK。
自分で好きな本を発信できるので、今までとは違った本の楽しみ方を味わえます。
棚主になった感想は。こちらの記事に書きました。


まとめ


今回は埼玉のシェア型書店を紹介しました。
今回紹介したシェア型書店
- 本と喫茶 夢中飛行(旧ハムハウス)
- でこぼこ書店
- 小声書房(ブクブク荘)
- 太原堂



シェア型書店に興味があるなら、まずは一度近くのお店に足を運んでみてください!
ぜひでこぼこ書店の「たいやき書房」も見に来てくれたら嬉しいです。
11/1よりオンラインショップも開始しました!