ラクスルで冊子を作ってみた!入稿データの作り方、完成品を紹介

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ラクスルで冊子・ZINEを作ってみました。

ラクスルは冊子を安く、手軽に作るためにおすすめのサービス。部数によってはコンビニ印刷より安く作れます。印刷の設定や入稿も簡単でした。

写真やイラストをのせたアート系のZINEを作るなら、ラクスルがおすすめです!

この記事では入稿の方法や入稿データの作り方、実際に作った冊子(ZINE)をスクショや写真付きで紹介します。

目次

ラクスルなら冊子を1部単位で安く作れる

(引用元:https://raksul.com/

ラクスルのメリットは安さ、そして手軽さ。実際に入稿してみましたが、初めてでも簡単に注文できました!

料金も手頃で、部数によってはコンビニ印刷より安くなる場合もあります。コンビニ印刷より紙の選択肢も多く仕上がりもキレイなので、時間があればぜひラクスルをおすすめします。

個人で冊子を作るとき、ネックになるのが最小ロット数。
ラクスルなら小ロットでも作れるので安心です。

オフセット印刷は50部から受け付けていますが、オンデマンド印刷なら1部単位で冊子を作れます。

ラクスルで実際に作った冊子【コンビニ印刷との比較付き】

実際にラクスルで作った冊子(ZINE)がこちら。

写真を使っているので、発色をキレイに仕上げたくて注文しました。コンビニ印刷でも作ってみたのですが、ラクスルで作った冊子の方がキメ細かくハッキリとした発色になっています。

また、コンビニで使えるのは基本的に普通紙のみ。ラクスルは上質紙や光沢紙(コート紙)、マット紙も選べます。

今回はコート紙で印刷しました。写真だと伝わりにくいのですが、ツルっとしていて写真やイラストに合った質感を出せます。

同じ冊子をコンビニでも印刷してみましたが、ラクスルに頼んだ方が製本の手間もかからない上にクオリティも高いです。

入稿データの作り方【テンプレートあり】

ラクスルで冊子を作る場合、一から作るほかテンプレートから作ることも可能です。テンプレートはAI(イラレ)、Word、パワポの3種類。サイズごとにテンプレートが用意されています。

これから入稿データを作る方でこれらのソフトを使う場合は、テンプレートを元に作るといいでしょう。

もちろんテンプレートを使わず、一から自分で作っても大丈夫です。私はCanvaを使って一から作成しました。

一から作った場合は、入稿時のプレビューでページの端が見切れていないかチェックしておくと安心です。

ラクスルを使った冊子・ZINEの作り方

ラクスルで作った冊子

ラクスルを使った冊子の作り方について、注文~入稿までの流れをスクショ付きで解説します。

STEP
「オンデマンド印刷」を選ぶ
STEP
サイズやページ数、部数を指定する
STEP
部数、納期を選ぶ
STEP
部数、納期を選ぶ
STEP
支払い方法、お届け先を入力する
STEP
データ入稿
STEP
プレビューを確認して入稿

慣れていないと、入稿は不安ですよね…。

ラクスルなら難しいことを知らなくても、簡単に入稿できます。

「オンデマンド印刷」を選ぶ

ラクスルには「オフセット印刷」「オンデマンド印刷」があります。「オフセット印刷」は大量に印刷したい人向けです。200部以下であれば「オンデマンド印刷」を選びましょう。

綴じ方は中綴じ冊子、無線綴じ冊子、綴じなし冊子の3種類。薄めの冊子なら中綴じ、厚めの冊子なら無線綴じがおすすめ。綴じ方はこちらで詳しく紹介しています。

サイズやページ数、部数を指定する

次の画面で細かい項目を指定します。

  • 仕上がりサイズ
  • 製本方向
  • ページ数
  • 印刷カラー
  • 本文、表紙に使う用紙
  • 表面加工の有無
  • 部数
  • 納期

実際の画面はこんな感じです。

ページ数は表紙、裏表紙も含めた数を選択します。

綴じ方によって選べるページ数は異なります。こちらは中綴じを選んだ場合のページ数です。

決して難しくはありませんが、設定を間違えると大変です。
あせらず、1つずつ確実に入力しましょう。

納期は1営業日~5営業日土日祝日も含めて数えるため、かなり早めです。納期が長い注文ほど割安になるので、時間に余裕があれば5営業日を選択しましょう。

納期は注文日ではなく、先方で入稿データのチェックが終わってからの日数なのでこちらもご注意ください。

支払い方法、お届け先を入力する

条件、料金を確認して支払い方法と住所を登録します。支払い方法は次の5つから選べます。

  • クレジットカード払い
  • 銀行振込
  • コンビニ払い
  • NP請求書払い
  • ラクスル請求書払い

請求書払いは法人・個人事業主向け。クレジットカード払いなら払い忘れもなく、手数料もかからないのでおすすめです。

データ入稿

データを入稿します。「PCから選択」をクリックして、データをアップロードします。

ラクスルの会員登録をしていれば、後から入稿ができます。ラクスルが対応しているデータ形式はこちら。

  • PDF
  • AI(イラレのデータ形式)
  • PSD(フォトショのデータ形式)
  • JPG
  • PNG
  • TIFF

私はPDF入稿にしています。

プレビューを確認して入稿

プレビューでページの順番や見切れているページ、アップロードに失敗したページがないかを確認しましょう。

ページを綴じた状態のプレビューもあります。

データチェックが終わったら「入稿する」をクリックします。

これで入稿は完了です!

ラクスル側で入稿データの最終チェックを行い、確認が終わるとラクスルからメールが届きます。

万が一不備があった場合のために、メールは常に確認しておきましょう。

印刷が終わり出荷が確定すると、再度メールが届きます。

ラクスルで冊子を印刷するメリット

印刷会社は他にもありますが、ラクスルで冊子を印刷するメリットを3つ紹介します。

  • 部数によってはコンビニ印刷より安くなる
  • 土日祝日も営業日にカウントされるので、届くのが早い
  • テンプレートから入稿データを作れる

ラクスルはスタンダードな冊子を作るのに最適。コスパも良く、「まずは作ってみたい」という方におすすめです!

部数によってはコンビニ印刷より安くなる

ラクスルのメリットは、まず安いこと。

部数によってはコンビニで印刷するより安くなる場合もあります。実際に次の条件でコンビニ印刷とラクスルの値段を比較してみました。

  • A5(A4サイズの半分)
  • 本文、表紙フルカラー
  • 表紙、裏表紙含めて20ページ(コンビニではA4の用紙に両面印刷するため、10ページ分)
  • 中綴じ製本
  • ラクスルの納期は5営業日

コンビニのカラープリントは1枚50円。A4に裏表10ページ分印刷するので、1部あたり500円かかります。コンビニ印刷の場合、何部作っても1冊あたりの値段は変わりません。

一方ラクスルは1部だけだと1,400円かかってしまうものの、部数が増えると1部あたりの値段は割安になります。

このケースでは、6部以上印刷する場合はむしろコンビニ印刷よりラクスルの方が安くなりました。

部数コンビニ印刷の値段
(税込)
ラクスルの値段
(税込)
1500円1,404円
21,000円1,694円
31,500円1,938円
42,000円2,198円
52,500円2,475円
63,000円2,771円
73,500円3,089円
84,000円3,428円
94,500円3,794円
105,000円3,808円

土日祝日も営業日にカウントされるので、届くのが早い

ラクスルは土日祝日の営業日としてカウントするので、冊子を注文してから届くまでの期間が早めです。

多くの印刷会社は、土日祝日を営業日としてカウントしていません。例えば納期が5営業日の冊子を金曜日に注文した場合、納期は翌週の金曜日になるところが多いです。

ところがラクスルだと、金曜日に注文した冊子は水曜日に届きます。

特にイベント間近に入稿する場合、2日の違いは大きいですよね!

テンプレートから入稿データを作れる

初めて作るとき悩むのが、入稿データの作り方。ラクスルはテンプレートを無料でダウンロードできるので、レイアウトに悩む必要がありません。

Word、パワポ、AIでテンプレートがあるので、使いたい方は活用しましょう。

ラクスルで冊子を印刷する際の注意点

ラクスルで冊子を印刷するとき注意すべき点を3つ紹介します。

  • RGB入稿がない
  • 表紙の選択肢が少ない
  • 凝った印刷、製本はできない

ラクスルは良くも悪くも、スタンダードな冊子を作るためのサービス。凝った冊子を作りたい人にとっては、物足りないと感じるかもしれません。

RGB入稿がない

ラクスルにはRGB入稿がありません。

RGBとはR(Red、赤)、G(Green、緑)、B(Blue、青)の3色のことで、画面色の色はRGBで表されます。

一方で印刷時の色はCYMKで表されます。CYMKはC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のこと。入稿データがRGBのカラーで作られていた場合、CYMKに変換して印刷されますが、色味はデータと若干異なります。

一部の印刷会社ではRGBの色味を変えずに印刷できる「RGB入稿」という機能があります。RGB入稿をしたい人は、他の印刷会社を選びましょう。RGB入稿はグラフィックペンタローで選択できます。

Adobeソフト(イラレ、フォトショ、InDesign)やCanvaの有料プランではソフトの設定でRGB→CYMKの変換ができますが、Wordやパワポは変換できません。印刷すると色味が変わってしまう点に注意が必要です。

表紙の選択肢が少ない

ラクスルで選択できる紙は本文、表紙ともに光沢紙(コート紙)、普通紙(上質紙)、マット紙のみ。

表紙の紙にこだわりたい場合、選択肢が心もとないと感じます。表紙に他の紙を使いたい場合は、他の印刷会社がおすすめです。

私はエッセイ集を作るとき、ちょ古っ都製本工房を使っています。レザック紙(皮のような凹凸のある紙)やアートポスト紙(コート紙より厚めで、光沢のある紙)を表紙にできるので、文章メインの冊子(ZINE)を作りたいならこちらがおすすめ。

凝った印刷、製本はできない

印刷会社によっては、特殊な印刷や製本を受け付けています。たとえばレトロ印刷さんでは、リソグラフ印刷や糸綴じ製本で冊子を作れます。

凝った冊子を作りたいとき、ラクスルのオプションでは物足りないと感じるでしょう。その場合は自分が作りたい方法に対応している印刷会社を選ぶ必要があります。

ただし、凝った製本は作るのがそれなりに難しいことも。例えばリソグラフ印刷は仕上がりがとても素敵ですが、色ごとの入稿データを作成しなければいけません。

冊子作りに慣れていない場合は、まずスタンダードなものを作ってから凝った冊子に挑戦するのがおすすめです。

まとめ

今回はラクスルで冊子・ZINEを印刷した感想や、入稿データの作り方について解説しました。

冊子を作るとき、印刷会社は悩みどころの1つです。上質紙やコート紙を使ったスタンダードな冊子であれば、ラクスルがおすすめ。コンビニ印刷より安く済みますし、製本も全てお任せできます。

ぜひラクスルを活用して、オリジナルの冊子を作ってみましょう!

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この記事を書いた人

フリーランスのライター。Webライターやブログもやりつつ、旅行記やエッセイ本を作っています。広告代理店を経て独立し、ライター歴は3年。

このブログではZINEを作る方法やイベント、Webライターのノウハウについて紹介しています!

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