神保町のすずらん通りにあるシェア型書店、「PASSAGE by ALL REVIEWS(パサージュバイオールレビューズ)」に行ってきました!
PASSAGE by ALL REVIEWSは、お店の名前やコンセプトがパリに由来する素敵なお店。書棚にはジャン=ジャック・ルソー通りやバルザック通りなど、フランスに実在する通り名が付いています。
PASSAGEは1~3号店があり、PASSAGE by ALL REVIEWSは1号店。ミステリーから文学まで、幅広いジャンルの本が並んでいます。

本の街・神保町でシェア型書店を始めたい人にもおすすめです!
この記事ではお店の場所や実際の雰囲気を紹介します。
PASSAGE by ALL REVIEWSの概要


PASSAGE by ALL REVIEWSの場所や営業日をまとめました。



現金は使えないので注意!
場所 | 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-15-3 サンサイド神保町ビル1F 神保町駅 A7出口徒歩1分 |
営業時間 | 12時〜19時 |
定休日 | なし |
決済方法 | 現金不可 クレジットカード各社 交通系IC、Quick Pay、iD、PayPay、Alipay、au pay、楽天Pay、d払い、メルペイ、WeChat Pay |
棚主にかかる費用 | 棚代:月額 4,000~7,400円 初期費用:13,200円 販売手数料:売上の10% |
ホームページ | https://passage.allreviews.jp/ |
SNS | X(旧Twitter):https://x.com/PASSAGEbyAR Instagram:https://www.instagram.com/passagebyallreviews/ |
※3号点「PASSAGE SOLIDA」も近くにありますが、PASSAGE by ALL REVIEWSとは別のシェア型書店です。
PASSAGE by ALL REVIEWSは『改訂新版 東京 わざわざ行きたい 街の本屋さん』でも紹介されています!
3階にはbis! BOOKS & CAFEも


3階にも3号店「bis! BOOKS & CAFE」があります。店内に階段はなく、bis! BOOKS & CAFEに入るにはお店の脇にあるエレベーターから入ります。
bis! BOOKS & CAFEにはシェア型書店のほか、カフェもあります。奥まった場所にあるため、静かに過ごせそう。



買ってきた本をこちらで読んでもいいかも!
近くに3号店、PASSAGE SOLIDAがある


神保町交差点に「PASSAGE SOLIDA」があり、こちらもシェア型書店を運営しています。こちらは2024年3月にオープンしたばかりのシェア型書店。
新しいため、棚にまだ空きがありました。交差点に面しているため人通りも多く、シェア型書店を始めたい人はこちらで棚を借りる選択肢もあります。



PASSAGE by ALL REVIEWSに行かれるなら、ぜひこちらも行ってみてください!


PASSAGE by ALL REVIEWSに行ってみた感想


実際にPASSAGE by ALL REVIEWSへ行ってきた感想を、写真付きで紹介します。



写真右にある通り、店内は写真OKでした!
棚の数が圧倒的
PASSAGE by ALL REVIEWSには300人以上の棚主がいます。棚の数だけ個性があるため、きっと気に入った棚が見つかるはず。
こちらは「米原真理の本棚」。


米原真理はロシア語通訳としても活躍されていた作家で、作品にはエッセイやノンフィクション、小説があります。作家に特化した本棚があるのもPASSAGE by ALL REVIEWSの特徴。
面白いと思ったのはKURINOKI Booksさんの『マッチングブックス』。


本の中身が見えない状態になっており、包装に「〇〇映画好きの方へ」とだけ書かれています。好きな映画のジャンルを選んで本を購入するシステム。購入するまで中身がわからないワクワク感が好きです。
こちらは「Books 移動祝祭日」さん。


移動祝祭日さんは『12星座』をコンセプトにした書店です。PASSAGEのほか、オンラインストアも運営しています。
手前左は、筆者の星座別にファイリングされたポケットアンソロジー。同じ星座の作家でオリジナルのアンソロジーを作れます。
タグのコメントだけで本を選ぶ「SECRETUM BOOKS」も(写真は次の見出しに掲載)。



私のZINE『毒親育ちが大人になってから』『毒親育ちの恋愛事情』もお取り扱いいただいています!


他にもシェア型書店をいくつか見てきましたが、PASSAGE by ALL REVIEWSは出版社や作家さんの本棚が多め。棚が洗練されている印象でした。
もちろん個人でも、申し込めば誰でも棚主になれます。神保町で本屋を開けるなんて、本好きにとってはロマンですよね!
棚主さんに聞いたところ、棚主同士で交流する機会もあるようです。
棚主が店番をしている日も
PASSAGE by ALL REVIEWSでは、棚主が店番をしている日があります。



私が行った日は「Books 移動祝祭日」さんが店番をされていました。
棚のほか、平台に選書を置いています。




せっかくなので私も1冊、ビビッと来たものを選んでみました。


何の本だったかは内緒。タグの言葉通り、まっすぐな文章が刺さる本でした。
棚は固定制、棚の位置により月額も変動する
こちらはシェア型書店の棚主になることを考えている人へ向けた情報。
シェア型書店とは、複数のメンバーが共同で運営している書店のことです。手数料を払い棚主になることで、自分の棚を所有して本屋を始められます。


シェア型書店によってシステムや料金は異なります。棚の位置が決まっておらず、定期的に棚替えがある店も。



私が棚主をしている、でこぼこ書店のシェア本棚は棚替え制です!
PASSAGEの棚は固定制で、棚の場所によって月額も変わります。棚代は月額 4,000~7,400円が目安で、棚の空き状況によっても異なります。
PASSAGEで棚主になった場合の費用をまとめました(2024年9月現在)。
費用 | 価格 |
---|---|
棚代 | 月額 4,000~7,400円 (棚の場所により変動) |
初期費用 | 13,200円 |
販売手数料 | 売上の10% |
まとめ


今回はPASSAGE by ALL REVIEWSの場所や営業時間、実際に行ってみた感想を紹介しました。
シェア型書店の中でも棚数が300以上とかなり多く、見ごたえのあるお店です。パリをテーマにしているだけあり、店内の装飾も素敵。3階のカフェを使えばコーヒーやお菓子も楽しめます。
お支払いに現金が使えないので、行く際は他の決済方法を用意しましょう。



本が好きな方、シェア型書店に興味がある方はぜひ行ってみてください!
また、私は埼玉のでこぼこ書店にて、ZINEを集めたシェア型書店「たいやき書房」を運営しています。
こちらにもぜひ遊びに来てください!

