ちょ古っ都製本工房を使う予定で、表紙の入稿方法について知りたい方へ。データの作り方からアップロードの方法まで、初めてなら悩むはず。
今回はちょ古っ都製本工房の入稿アップローダーを利用して、背表紙付きの表紙を入稿する方法をスクショ付きで紹介します!
おおまかな流れを知っていれば、少し安心できます。初めてちょ古っ都製本工房を利用される方は、ぜひ最後までお読みください!
なお、ここでは入稿の方法について解説しています。そもそもデータってどうやって作るの?という方はこちら。
表紙のイラストは、ココナラで依頼しています!!
ちょ古っ都製本工房で表紙を作るとき、気を付けるポイント
ちょ古っ都製本工房で表紙を入稿するときに注意するポイントを3点解説します!
- 塗り足し
- 背表紙のあり/なし
- 綴じる向き
間違えるとエラーになったり、期待と違う仕上がりになってしまうことも!
しっかり確認しながら進めれば大丈夫なので、一つひとつ確実にチェックしましょう。
塗り足し
ちょ古っ都製本工房では、表紙と本文の塗り足しをそれぞれ選べます。
塗り足しとはページ端まで印刷したいとき、実際のサイズより大きめにデータを作成すること。ページめいっぱいに印刷があり、かつ塗り足しがないと紙の裁断がズレたとき紙の端に白紙の部分が生じてしまいます。
塗り足しありにしたい場合、原稿サイズを上下左右に3mnずつ大きく作ります。よって塗り足しなしのサイズより縦幅、横幅を+6mmして作ります。
背表紙のあり/なし
ちょ古っ都製本工房では背表紙を付けられます。背表紙の厚さはページ数、紙の厚さによって異なり、注文した時点でサイトが自動計算してくれます。
ここは書いてある通りに作成すればOK!例えばA5、上質紙90Kで120ページだと背表紙の厚さは7.9mm。
表紙、背表紙、裏表紙をまとめて1枚のPDFを作ります。
私は最初、それぞれ別なページで作ってしまいました…。
InDesignであれば、「ファイル>ドキュメント設定」よりページの幅、高さを変えられます。
綴じる向き
何度も確認したいのが、綴じる向き。基本的に縦書きは右綴じ、横書きは左綴じです。背表紙を付ける場合は表紙、裏表紙の位置が綴じる向きで変わります。
右綴じの場合は左から表表紙ー背表紙ー裏表紙。左綴じの場合は逆です。
綴じる向きを間違えるのは致命的。
間違えると表紙と裏表紙が逆になってしまいます…。
私は注文時、データ作成時、入稿時と3回チェックしています。
ちょ古っ都製本工房で表紙を入稿する方法
ちょ古っ都製本工房で表紙を入稿する方法を、3ステップで解説します。
- サイズや製本方法、ページ数を確認
- 表紙をアップロード
- プレビューでズレがないか確認
始めて入稿するときは緊張しますよね。「こんな感じなんだな」と知っておくだけでも、少し安心です。
※ここではPDFアップローダーを使った方法を紹介しています。
サイズや製本方法、ページ数を確認
「アップロード入稿」を選択します。
注文番号を選択した上で、アップローダー入稿画面へ進みます。
複数注文している場合、間違えないよう注意しましょう!
サイズやページ数、綴じる向きなどを最終確認して、入稿をスタートします。
表紙→本文の順番にアップロードします。
表紙をアップロード
「ファイルを選択」を押して、表紙のデータをアップロードします。
青い線が塗り足し、赤い線が実際の表紙サイズです。
プレビューでズレがないか確認
「入稿データプレビュー」でデータに問題がないか確認します。
ここで必ず確認したいのが、背表紙のズレ。赤い点線が背表紙、水色の点線は背表紙の中心です。
私が初めて入稿したときは、塗り足し分の計算を間違えていて背表紙がズレていました…慌てて計算し直して入稿!
プレビューを見て問題なければ、表2・表3と本文の入稿に進みます。
表2とは表紙の裏側、表3は裏表紙の裏側のこと。今回は無地にしました。
余談ですが、表紙を表1、裏表紙を表4と呼ぶこともあります。
次はいよいよ本文。表紙と同様に塗り足しあり/なしを選べます。
本文にはプレビュー機能がないので、アップロード前に確認を済ませておきましょう。
本文まで入稿したら最終確認。
次の3つについてオプションを確認したら、「データ送信・完了処理」をクリックします。
- 表1・4データ
- 表2・3データ
- 本文データ
次の画面が出たら、入稿完了です!
同時に「印刷データ入稿のお知らせ」のメールが届きます。入稿と入金の両方が終わって初めて注文完了なので、入金がまだの場合は早めに入金手続きも済ませましょう。
まとめ
今回はちょ古っ都製本工房で表紙を入稿する手順について解説しました。
慣れてしまえば、表紙の入稿は難しくありません。塗り足しや背表紙の厚さ、綴じる向きに注意してプレビューも確認しながら入稿しましょう。
ちょ古っ都製本工房の仕上がりが気になる方は、こちらも参考にしてください!
また、入稿データの作り方はInDesignがおすすめ。本格的なレイアウトが組めます。
ちょ古っ都製本工房は安くて仕上がりがキレイなので、私も重宝しています!
ぜひこの記事を参考に、ちょ古っ都製本工房で自分の作品を印刷してみましょう!