校正・校閲の有料ツール「文賢(ぶんけん)」。実際に使ってみた感想を知りたい方や、導入を迷っている方もいるでしょう。
私はWebライターとして記事の校正をかける際に文献を利用しています。自分だけでは見落としがちな表記揺れのチェックや、よりわかりやすい文章を書くのに役立っています!
一方で料金は決して安くないため、文章を日頃からチェックしたい方向けのサービスです。ライターや編集者など文章のプロフェッショナルとして働く方におすすめ。たまにしか文章を書かない人にとっては、ややオーバースペックかもしれません。
今回は文賢の料金や評判、使い方や実際に使ってみた感想について解説します!
文賢の導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
文賢とは?有料で使える校正ツール
文賢とは、文章をチェックするための有料校正ツールです。文章の誤字脱字や表記揺れを見つける、文章を推敲するために役立ちます。
文章を書いていると、自分では気付かないミスが起きていることもよくあります。かといって校正を依頼するのもコストがかかってしまいますよね。
全てのミスを見つけられるわけではありませんが、自分で校正する際に補助として役立ちます!
文賢の使い方は?ボックスに文章をコピペするだけ
文賢の使い方は簡単で、ボックスに文章をコピペするだけ。クラウドツールのため、ソフトのインストールも必要ありません。
文章表現・校閲支援・推敲支援・アドバイスと4つのモードがあります。タブをクリックすればモードを切り替えられます。
機能 | 特徴 |
文章表現 | 文章中の言葉について、類語や言い換えを提案する |
校閲支援 | 表記揺れや誤字脱字、文法の誤りを指摘する |
推敲支援 | 文章を読みやすくするための表現を提案する |
アドバイス | チェックリストを通して文章の最終確認を行う |
文章を書き慣れていない人は、文章表現の提案内容を読むだけで勉強になります。ボキャブラリーが増え、表現の幅が広がりますよ。
文章に慣れている人であれば、校閲支援と推敲支援のみで十分だと思います。急ぎの場合は校閲支援だけ使えば最低限のチェックが可能です。
文賢の料金は?初期費用+更新費用がかかる
文賢にかかる料金には、初期費用と更新費用があります。
初期費用 | 11,880円 |
更新費用(1アカウントあたり) | 2,178円 |
初期費用は最初だけかかる費用で、一度払えば再購入、アカウント追加の際はかかりません。更新費用は月々にかかる費用で、アカウントごとにかかる金額です。
複数ライセンスの購入や法人の1年更新により、割引が適用されます。
・まとめ買い割引:5ライセンス以上で5%オフ、10ライセンス以上で10%オフ、15ライセンス以上で15%オフ
・法人契約の場合、1年更新プランなら料金1ヶ月OFF
文賢を無料で使える方法は?お試しで使う方法
基本的に文賢は有料ですが、実際に使ってみて判断したいという方もいるでしょう。
無料オンライン説明会に参加すれば一定期間、無料で文賢を利用できます。
オンライン説明会の開催は月2回、1時間ほど。出席後に1週間ほど無料トライアル特典があります。
実際にオンライン説明会に申し込んで、無料トライアルを使った感想はこちら。
月2回しかなく、かつ説明会に1時間かかるので、今すぐ使いたい方は直接有料プランを契約した方が早いです。有料プランであれば、契約してすぐに使えます。
文賢の評判は?使えないって本当?
「文賢は使えない」という意見もあるため、評判が気になる方もいるでしょう。
私が実際に使ってみた感想、ネットの評判を紹介します。
私が使ってみた感想
私はライターとして文賢を使っています。良いと思った点、気になった点を箇条書きで説明します。
〇表記揺れを見つけるのに便利。辞書カスタマイズ機能もあり、他のユーザーと共有できるので用語統一に使えます。
〇誤字脱字だけではなく、改善案の提案もしてくれます。接続詞が多い、同じ助詞が続くなど「誤りではないけど、読みにくくなりがちな表現」についても指摘してくれます。
〇初歩的な内容から指摘してくれます。文章を書くのが苦手な人は、このツールの指示を読むだけでも文章力がつくと感じました。
×初期費用は決して安くありません。たまに利用する程度だと価格的に手が出しにくいかも。逆にライター、編集者など今後文章を生業にしている人にとってはリーズナブルな価格だと思います。校正は文章の質を担保するために必要な過程なので、投資して損はありません。
×誤字脱字を完璧に見つけられるわけではありません。どのツールもそうですが、あくまで補助として使うツールだと感じました。
△細かい文法については、朝日新聞の校正ツール「Typoless(タイポレス)」の方が正確でクオリティが高いと感じました。とはいっても文賢の指摘だけでも読みやすい文章になるので、求める水準次第かなと思います。
ネットの評判
ネットの評判を、文章のチェック機能・料金・誤字脱字の観点からまとめました。
(口コミの引用元:文賢の評判を全6件のユーザーレビュー・口コミで紹介)
文章のチェック機能
文章のクオリティアップという面では、かなり評価が高いです!
料金について
「良心的」という意見もあったものの、やはり初期費用が気になる方もいるようです。
誤字脱字について
やはり誤字脱字は目視メインでチェックし、文賢を補助として使うのが良さそうですね。
文賢に関するQ&A
文賢に関して、よくある質問をまとめました。
文賢は個人でも使える?
文賢は個人でも使えます。一人で利用する場合、初期費用(11,880円)+1アカウント分の更新費用(2,178円)がかかります。
文賢でPDFも校正できる?
「ファイルをアップロード」ボタンを使ってPDFを校正できます。
文賢で校正できるファイルはWord(.docx)、 Excel(.xlsx)、PowerPoint(.pptx)、PDF(.pdf)です。
まとめ
文賢は次の人におすすめのツールです。
- 自分の目に加えて、補助的に校正できるツールを使いたい
- ライターや編集者など、日頃からよく文章を書く仕事をしている
- 文章表現を高めたい、文章をブラッシュアップしたい
- チームの中で、文章に一定のクオリティを持たせたい
文賢はただ校正するだけでなく、使っているうちに文章力が身につく効果を期待できます。法人はもちろん、個人として働いていて文章のミスを減らしたい人にもおすすめ。
もし文賢が自分に合っていると感じたら、まずは使ってみましょう!