文賢(ぶんけん)とは、株式会社ウェブライダーが提供する校正ツールのこと。契約すると初期費用・月会費がかかりますが、オンライン説明会に参加するとお試しで7日間使用できます。
実際に文賢のオンライン説明会に参加して、無料で文賢を使ってみました!
私は普段、校正を目視だけで行っているのですが、誤字を時々見落とすことも…。文賢は校正の補助としてかなり役立ちました!
一方で初期費用がかかることから、文賢はお金をかけてでもリソースを節約したいライターやチーム、企業に向いていると感じました。
Webライティング、ブログ記事の作成で文賢を使ってみたので感想をレビューします。
文賢とは?株式会社ウェブライダーが提供する校正ツール
(引用元:https://rider-store.jp/bun-ken/)
そもそも文賢とは?という方に向けて、まずは文賢のサービス内容についてまとめました。
サービス名 | 文賢(ぶんけん) |
サービス内容 | 文章作成アドバイスツール |
機能 | 推敲支援校閲支援AIアシスト文章表現サポート辞書の共有 |
アプリのインストール | 不要(ブラウザ上で使用) |
料金(税込) | 初期費用 11,880円 +更新費用 月々2,178円 (1ライセンスあたり) ※ 5ライセンス以上はまとめ買い割引あり |
提供元 | 株式会社ウェブライダー |
初期費用がやや高いものの、一度契約してしまえば月々2,000円ちょっとでOK。
私のクライアントさんにも、チームで文賢を導入している方が複数いらっしゃいます!
クライアントさんのアカウントを勝手に使うわけにもいかないので、今回は個人で文賢をお試し利用してみました。
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説明会に出ると、7日間無料トライアルが受けられる
文賢のライセンスを契約した場合、通常は初日から費用がかかります。しかし文賢のオンライン説明会に出席すると、7日間の無料トライアルが受けられます。
説明会の日程は毎週火曜日の13:00~14:00(2024年6月現在)。
平日の午後なので、普段会社で働いている副業Webライターの方はスケジュールが調整しにくいかもしれません。
説明会の内容は法人向けだと感じましたが、個人事業主の私でも問題なく参加できました。
文賢を無料で試す方法4ステップ
実際に説明会の申し込み~お試しアカウントの発行まで進められたので、方法を4ステップで説明します。
- Peatixから説明会に申し込む
- ZOOMで説明会に出席する
- アンケートに回答する
- メールアドレス、パスワードを受け取る
やや手間はかかりますが、難しい手続きは必要ありませんでした。説明会が1時間かかるので、平日に参加できるだけの時間を確保できるかどうかがネックです。
※説明会の申し込み、参加にはPeatixのアカウントとZOOMアプリが必要です。
Peatixから説明会に申し込む
イベントアプリ「Peatix」から文賢の説明会に参加します。説明会へ参加するにはPeatixのアカウントが必要なので、持っていない方はあらかじめ作成します。
各回30名まで受付のため、参加の予定が決まり次第申し込んでおきましょう。会社名の入力を求められましたが、「個人事業主」と回答しても特に参加を断られることはありませんでした。
人数を入力して「次に進む」へ。
事前アンケートを入力し、申し込みを確定します。
申し込み直後と説明会の前日、登録したメールアドレス宛にメールが届きます。
【視聴方法のご案内】のメールにZOOMのIDとパスワードが書いてあるので、当日はそちらを使って入室しましょう。
ZOOMで説明会に出席する
当日はZOOMで説明会に出席します。ZOOMアプリが必要なので、直前に慌てないよう説明会の前にダウンロードしておきましょう。
説明会では、特に発言やカメラONを求められることはありません。
気軽に参加できました。
画面を共有しながら、文賢の使い方を説明してもらえます。ウェブライダーはWebコンテンツ制作も行っているため、説明会ではそちらの営業も少しだけありました。
文賢の使い方に疑問点があれば、チャットや説明会後のアンケートで質問できます。
アンケートに回答する
説明会を受けてからアンケートに回答し、アカウント発行を希望した場合のみお試しで文賢を使えます。
アンケートは説明会の後に案内されるので、説明会に出席せずアカウント発行はできません。
アンケートの内容自体はシンプルで、5分もあれば回答できます。
メールアドレス、パスワードを受け取る
アンケート回答後、数営業日でお試しのアカウントが発行されます。メールアドレス、パスワードはアンケートに回答したメールアドレス宛に送られてくるので、間違えないように注意しましょう。
今回は、翌営業日にトライアルアカウントの案内が来ていました!
お試し用アカウントではメールアドレス、パスワードの両方が発行されます。ログイン画面では自分のメールアドレスを入力しないよう注意しましょう。
機能は有料ライセンスと変わりませんが、トライアルから本契約に進んでもカスタム辞書の引継ぎができません。
文賢を実際に使ってみた感想
文賢を実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介します。
メリット | デメリット |
---|---|
読みやすい文章を作れる 校正にかかる時間を減らせる | 初期費用が高め 誤字脱字を拾うには文賢だけでは不十分 |
〇読みやすい文章を作れる
「校正=文章の誤りを正す」というイメージがあるかもしれませんが、文賢は読みやすい文章を作るのにも役立つツールです。
明らかな誤字でなくても、読みやすい書き方を提案してくれます。
文賢が指摘してくれること
- 同じ語尾が3回続いている
- 同じ助詞が続いている
- 余分と思われる表現がある
文章を書いていると、ついつい助詞の「の」や「~という」を多用してしまうことはありませんか?文章として間違いではないのですが、読みやすさの上では直した方がベターな場合も多いです。
文賢を使うと、読みやすい文章を作るためのちょっとした工夫を教えてくれます。
〇校正にかかる時間を減らせる
校正には時間がかかります。一から十まで人の目でチェックしていると、リソースの負担が大きいので困っている方も多いでしょう。
もちろん文賢を使っていても、人の目によるチェックは欠かせません。しかし表記揺れや文法ミスなど、校正ツールで対応できるところを拾っておくと時短につながります。
私は前職で代理店に勤めていたのですが、特にチームで校正ツールは使っていませんでした。
校正に時間がかかるせいで残業が増え、それでもミスが拾えずクライアントへ謝罪することも…。
あのとき校正ツールを提案していたら、残業もミスも少しは減らせたかも…と思っています。メンバーの残業代よりも校正ツールを導入した方が安かったはずです。
×初期費用が高め
文賢は更新費用が安いのですが、初期費用が11,880円とやや高め。よって個人でも利用はできるものの、駆け出しのWebライターやブロガーにとって文賢を使うのはハードルが高いと感じました。
文賢はお金をかけてでもリソースを節約したい人や、チームでの利用に向いていると感じます。
チーム、企業はもちろん、副業ライターで稼げるようになってきて校正する時間がない人にもおすすめ。
私も副業からWebライターを始めました。稼げるようになるとタスクで予定が埋まり、次第に時間との戦いが始まります。
使い続けていれば、初期費用を回収できるくらいの元は取れます。
×誤字脱字を拾うには文賢だけでは不十分
文賢は文章のチェックに便利なツールですが、誤字脱字を完全に拾うわけではありません。時々ミスが指摘されず、そのままになっていることもあります。特に誤変換(校正が構成になっているなど)は見落としがちな印象です。
文賢はあくまで補助として利用し、必ず人の目でもチェックを入れましょう。
文賢にかけた後の文章であれば修正点自体は減っているので、文賢をかける前よりも読みやすくミスを拾いやすいはずです。
文賢はこんな人におすすめ
実際に使った感想から、文賢が向いていると感じるのはこんな人たちです。
- 収入は十分あるものの、リソースに余裕がないWebライター
- 大量の記事をチェックするWebディレクター
- 校正に割くリソースを減らしたい企業・チーム
共通して言えるのは、「お金を出してでも校正に割くリソースを減らしたい人」。
逆に駆け出しのWebライターやブロガーが文賢を使うと、文章のクオリティは上がるものの赤字になってしまう可能性があります。
まとめ
今回は文賢を無料トライアルで使う方法と、文賢のメリット・デメリットについて解説しました。
説明会は平日にしか開催されていないので、参加できない人もいるでしょう。仕事が忙しく、1時間の説明会に出るのがスケジュール上難しいケースもあるはずです。
説明会に参加せず直接ライセンス契約をしてしまえば、無料トライアルはないもののすぐに文賢を使えます。
もし説明会に参加する余裕がなければ、すぐにライセンス契約してもいいかと思います。
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