文学フリマに初めて参加する人が知っておきたいこと!

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文学フリマに参加する!その前に実際参加した人の話を聞いてみたい!

この記事では文学フリマに初めて参加、もしくは出店する人に向けて文学フリマの概要と知っておくといいことをまとめました。初めてだと、持っていくものや当日の雰囲気が気になりますよね。

私は当日、人が多すぎてビックリしました!

私は2023年~2024年に2回ほど、文学フリマへ出店しています。

実際に行ってみた感想も書いていますので、これから初めて文学フリマに行く方は参考にしてください!

目次

文学フリマとは?誰でも参加できる、作品の展示会

文学フリマとは、誰でも参加、出店できる文学作品の展示会です。出版社やプロの作家だけでなく、個人やサークルでも作品を発表できます。略して「文フリ」と呼ばれることも。

ジャンルはエッセイが多く、次いで小説や詩歌など。ジャンルごとにブースが配置されています。

文学フリマとは、文学作品の展示即売会です。

出店者が「自分が〈文学〉と信じるもの」を自らの手で販売します。

文学フリマとは?

文学フリマ東京の来場者数は1万人を越えており、熱気に圧倒されました。開場前から行列ができており、ブースを一通り見て回るのも大変です。

東京だけでなく、全国各地で開催されています。

活字離れと言われて久しい中、文学を求めて足を運ぶ人がこんなにいるんだ…と嬉しくなりました!

日頃から本を読むのが好きな人や、文学作品に触れたい人にはおすすめのイベントです。

文学フリマの開催場所や日時は?(2024年9月更新)

東京だけでなく大阪や福岡でも開催されています。今年から香川でも開催予定です。出店受付は2~3ヵ月前が目安。

2024~2025年の開催日程をまとめました。

日時イベント名
2024/12/1文学フリマ東京39
2025/1/19文学フリマ京都9
2025/2/9文学フリマ広島7
2025/5/11文学フリマ東京40
2025/6/15文学フリマ岩手10
2025/8/3文学フリマ香川2
2024年~2025年の文学フリマ開催日程

私は文学フリマ東京39に出店予定です!

なお、文学フリマ東京39はビッグサイトで開催されます。会場が今まで(流通センター)と違うので注意してください。

文学フリマに参加する方法は?

文学フリマに参加する方法を、一般参加と出店に分けて解説します。

一般参加は事前申し込み不要、東京のみチケット購入が必要

一般参加の場合、東京以外は入場料無料。予約もいらないので、当日そのまま会場に入れます。

東京のみ、チケット(1,000円)の購入が必要です。当日券もありますが、当日はかなり混むので前売券の購入がおすすめ。18歳以下は無料です。

前売券の購入方法

  • スマートフォン「イープラス」アプリでスマチケを購入
  • 全国のファミリーマートのコピー機で申込→レジで紙のチケットを購入

ファミマで購入すると手数料がかかるため、スマチケの購入がおすすめ。当日券も購入できます。

文学フリマに出店する方法

出店受付はこちらから。アマチュア・プロ問わずどなたでも出店できます。ただし出店ブースを上回る申し込みが入った場合、抽選があり当選しないと出店できません。

先行ブース受付があり、早めに申し込むと抽選なしで出店できます。

特に東京は倍率が高いため、抽選に通らない可能性も。
出店したいと思った時点で申し込んでおきましょう!

もし「出店したいけど、作品が完成するか心配…」という方は、とりあえず申し込んでしまいましょう。いつか応募しようと思っていると、そのまま先延ばしになってしまいがち。締め切りがあると、なんだかんだ頑張れます。

出店料は場所によって異なります。文学フリマ東京38は6,500円でした。ブースや椅子が増えると、別途料金がかかります。

出店料や出店にかかった費用を知りたい方はこちら。

文学フリマの楽しみ方【一般参加者向け】

筆者のZINE

文学フリマ当日にやっておくといいことを紹介します。まずは一般参加者向け。

  • 小銭、大きめのバッグを用意する
  • Webカタログ、見本誌コーナー、SNSで作品をリサーチする
  • ハッシュタグを付けてSNSで発信する

それぞれ理由も含めて解説します。

小銭、大きめのバッグを用意する

当日は小銭と大きめのバッグを用意しましょう。いろいろな作品と出会う貴重な機会なので、お金やバッグは十分備えておいて損はありません。

ほとんどのブースは現金のみ対応しており、お釣りの用意にも限りがあります。千円札と百円・五百円はある程度用意しておきましょう。お釣りの用意ができなかったために、万札を断っている出店者も近くのブースにいました。

作品だけでなくフリーペーパーやチラシをもらうこともあるので、大きめのバッグは必需品です。以前の文学フリマでは買い過ぎたのか、手に持ち切れないほどの荷物を抱えている人がちらほらいました。帰りも混んでいるので、作品を持ち歩きやすい装備で参加しましょう。

【2024/9/20追記】

文学フリマ東京38では布のバッグを配っていました。とりあえずメインのバッグを持っていけば十分そうです。

Webカタログ、見本誌コーナー、SNSで作品をリサーチする

文学フリマの会場は混雑しており、文学フリマ東京37では2000以上のブースがありました。

ブースで直接作家さんと話せるのは文学フリマの醍醐味ですが、全てのブースを一つひとつ回るのは難しいでしょう。自分の好みに近い作品をリサーチするため、Webカタログと見本誌コーナー、SNSを有効活用しましょう。

Webカタログとは、事前にネットで作品や出店者の情報を確認できるページ。ジャンルごとにまとまっており、ブースの場所もカタログから見られます。当日までに行きたいブースの見当を付けておき、買い逃しを防ぎましょう。

見本誌コーナーは見本誌だけを置いているコーナーで、出店者の目を気にせず立ち読みできます。「ブースの前で読むと買わなきゃいけないような気がして読みづらい…」という方は、見本誌コーナーを利用して心おきなく作品を探しましょう。

SNSはTwitter、インスタ、noteあたりをチェックしておくのがおすすめ。出店しているブースの情報を見られます。

「#文学フリマ○○」(文学フリマ東京39、文学フリマ京都9など)のハッシュタグを検索すると、出店ブースの告知やお品書きを見られます。

ハッシュタグを付けてSNSで発信する

文学フリマでは、公式ハッシュタグの使用が推奨されています。特に文学フリマではイベント後に「#文学フリマで買った本」のタグを付けて、買った作品をSNSに投稿する習慣があります。

タグを検索すると、他の参加者の投稿も見られます。

ラインナップでその人の好みがにじみ出るので、タグを追っているだけでも楽しめますよ。

SNSは一般参加の人だけでなく、出店者もチェックしています。あなたが買った作品の作者が投稿を見つけてくれるかもしれません。

私も投稿の中に自分の作品を見つけました!
一つひとつの投稿が本当に嬉しいです。

文学フリマでやっておくといいこと【出店者向け】

出店を考えている人に伝えたいのは、次の3つ。

  • まず申し込む
  • 作るだけでなく、宣伝もしっかり
  • 売れた数を人と比べない

創作したものを発表できるお祭りとして、文学フリマを楽しみましょう!

まず申し込む

「当日までに入稿が間に合うか不安…」という方も、まずは文学フリマの出店手続きを済ませてしまいましょう。イベントの日から逆算してスケジュールを組めば、いつまでに何をすればいいかわかります。

締め切りが決まっていれば、案外なんとかなります!

印刷会社には特急プランを用意しているところもありますし、一から作るのが間に合わない場合は今までに書いた作品を加筆・修正してまとめてもOK。

私も最初の作品『毒親育ちが大人になってから』は、noteに書いたエッセイをベースにしました。

エッセイを出す予定なら、こちらも参考になるかも。

作るだけでなく、宣伝もしっかり

作品をしっかり作るのは前提として、文学フリマではいかに自分の存在を知ってもらえるかが大事。

SNSやWebカタログ、ブースの装飾や当日の声掛けまで、全てを駆使してアピールしましょう。

接客が苦手な人は助っ人を呼ぶと安心です!

特に東京では出店ブースが多すぎて、事前に知ってもらわないとなかなかブースへ来てもらえません。作品を入稿して終わりではなく、当日まで発信も欠かさないようにしましょう。

売れた数を人と比べない

出店する人の中には、もともと有名な方やプロ作家、出版社もいます。行列ができていたり、早々に完売したりするブースもあるでしょう。

「自分よりあのブースの方が売れてる…」と思うと、正直なところ複雑ですよね…。

作品の良し悪し以上に、最近の文学フリマ(特に東京)では知名度、PRも売れ行きに直結します。売れた数=作品の優劣ではありません。

もし売れたのが10冊でも、10人の読者に作品を届けられたらそれはすごいことです。人と比べずに、一人ひとりの読者へ作品を届けることを考えましょう。

まとめ

今回は文学フリマに初めて参加する人に向けて、開催概要とやっておくといいことを紹介しました。初めて参加するときは不安かもしれませんが、この記事で紹介した内容に気を付ければ問題ないかと思います。

文学フリマはさまざまな作品やクリエイターと出会えるイベントです。私も文学フリマをきっかけに作品をたくさんの人に知ってもらうことができました。ぜひこの記事を参考にして、文学フリマを100%楽しみましょう!

文学フリマ東京39には私も参加するので、もし興味があればのぞきに来てください!

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この記事を書いた人

フリーランスのライター。Webライターやブログもやりつつ、旅行記やエッセイ本を作っています。広告代理店を経て独立し、ライター歴は3年。

このブログではZINEを作る方法やイベント、Webライターのノウハウについて紹介しています!

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