【イベントレポ】文学フリマ東京38に行ってきた!売れるための戦略を考える

当ページのリンクには広告が含まれています。

5/19に文学フリマ東京38へ行ってきました!

現地の雰囲気や、出展者としてZINEを販売した感想を紹介します。前回の文学フリマ東京37との比較も書いてみました。

どんどん出展者も増え、規模も大きくなる文学フリマ。毎回大盛況で、会場にはたくさんの人が訪れます。

次回行ってみたいと思う人や、今後出展したいと考えている人ばぜひ最後まで読んでください。

一般参加する方は、こちらが参考になります。

※私のブースで感じたことなので、全体的な傾向とは限りません。あくまで参考としてお読みください。

目次

当日の様子

準備中の様子です。

文学フリマ東京38、準備中の様子

私は第一展示場のT-34で出展していました。

出展者の入場は10時半からで、10分前くらいに会場へ到着。さすがにこの時間の電車はまだ空いていて、モノレールでも座れました。一般参加者が入場する12時前後はかなり混雑するようです。

文学フリマ東京は混雑してる?人は相変わらず多い

場所は流通センター。東京モノレールで向かいます。

次回からビッグサイトになるので、流通センター開催は文学フリマ東京38が最後でした。

文学フリマ東京は、今回から入場料が有料(1,000円)になりました。文学フリマ事務局の発表によると、文学フリマ東京38の参加者数は12,283人(来場者8,969人、出店者3,314人)。

体感としても、人の数は文学フリマ東京37とほぼ変わらないように感じます。

途中で迷子のお知らせがアナウンスされていました。人が多いので、一度はぐれてしまうと相手を見つけるのが大変そうです。

事前にブースを知ってきてくれた人がほとんど

ブースはこんな感じです。

oppo_0

前回の文学フリマは初参加だったので、当日にたまたまブースへ来てくれたお客さんが7割くらい。あとの3割は友達です。

今回はお客さんのほとんどが事前にブースを知ってくれた人でした。以前のイベント(文学フリマ、ZINEフェスなど)で来てくれた方やWebカタログで興味を持ってくれた方が多い印象です。体感8割くらい。

ZINEを書店に置いてもらっているので、書店のお客さんが来てくれることもありました!

来てくれたみなさん、ありがとうございます。

お客さんがブースで立ち止まらない

逆に前回よりも、たまたま立ち寄った人は少なくなりました。そもそも人が全然立ち止まらず、ブースで立ち読みする人がかなり減ります。

作品が増えたこともあり売上は伸びたのですが、逆にフリーペーパーは前よりも残ってしまいました。

通路を歩く人とも目が合わず、全体的に「目当てのブースだけ回ろう」という雰囲気を感じました。規模が大きいので、効率良く歩かないと目当てのブースを全て回れないのかも。

前回参加した文学フリマ東京37では、ブースを見て話しかけてくれるお客さん、立ち読みしてくれるお客さんがもっと多い印象でした。初参加の人が売るのはなかなか大変だったと思います…。

次回は東京ビッグサイト。会場も広くなりますし、今後もこの傾向は続きそうです。

最後の30分はたまたま寄ってくれた人が多かった

16時半を過ぎて混雑が落ち着いてからは、ブースの本を見て立ち止まってくれる人が増えました。前回の文学フリマ東京37と同様、立ち読みして感想を教えてくれるお客さんも。

売れるのも嬉しいですが、お客さんとの会話もイベントの醍醐味です!

逆に言うと、14~16時くらいの間は人も多いのであまりゆっくり会話できませんでした。

今後、文学フリマへ出展する人に伝えたいこと

今後、文学フリマへ出展したいと考えている人がいたら、次の3点をぜひ伝えたいです。

  • 前よりWebカタログ、SNSなど事前のアピールが大事
  • 日頃の発信や他のイベント参加も積極的にすべき
  • 売上を比べる必要はない

規模が大きくなったからこそ、これから文学フリマに初めて出展する人は売るハードルが高くなっています。作品を出すだけでなく、作品を知ってもらう努力が大事になってきました。

もちろん「そこまでの余裕はない」「売上はそこまで重要視していない」という場合はここまで対策する必要はありません。

前よりWebカタログ、SNSなど事前のアピールが大事

以前よりもWebカタログやSNSなど、事前にアピールが大事になっていると感じます。

規模の小さいイベントでは、お客さんはブースをゆっくり見て回る余裕があります。そこで自分のブースを気に入ってくれれば、立ち寄って作品を買ってくれるでしょう。

しかし最近の文学フリマでは、当日までに自分のことを知ってもらわなければブースに来てもらうこと自体が難しいです。イベントの規模が大きく混んでいるため、お客さんはリサーチしたブースを効率良く回ろうとするからです。

開催前に「文学フリマに参加します!」という告知やお品書き、作品の紹介をして集客しましょう。

私はTwitter、noteを使って発信しています!「文学フリマ」のタグを付けて発信すると、参加予定の方が読んでくれます。

宣伝ツイートはこんな感じ。

noteの告知はこんな感じです。制作の過程や作品紹介もしています。

日頃の発信や他のイベント参加も積極的にすべき

もし余裕があれば、文学フリマ開催直前だけでなく日頃から発信、イベント参加をしておきましょう。

エッセイであれば、noteで定期的に発信してみると誰かが読んでくれます。ファンができれば、文学フリマにも来てくれるかもしれません。Twitterでもフォロワーが多いほど告知が拡散されやすいです。

他のイベント参加も、知ってもらうためには大事な行動です。SNSより会える人は限られてしまいますが、直接読者と会えるのは大きなメリット。

文学フリマ東京は年2回しかありませんが、他の文学フリマやZINEフェスは年に何度も開催されています。

作品の説明も場数をこなすと慣れてくるので、文学フリマ東京だけでなくいろいろなイベントに顔を出してみてはいかがでしょうか?

私は文学フリマのほか、ZINEフェスにも参加しています。文学フリマよりも規模は小さいですが、その分来てくれた人とゆっくり話せます。

売上を比べる必要はない

文学フリマに参加したとき、他の人と売上を比べる必要はありません。

SNSでは売上を報告している人もいます。もちろんどれくらい売れるのか知りたいという方もいますが、人によっては「あのブースより売れなかった」と落ち込むこともあるでしょう。

体感としてもリピーター出展の方が売れやすいと感じました。もともとの知名度が違えば、作品の良し悪しに関わらず売上に差が生まれるのは当然のこと。

商業出版している作家さんや出版社も出展しているので、そもそもスタート地点が違います。

文学フリマの醍醐味はたくさん売ることではなく、一人でも自分の作品を買ってくれる人と出会うこと。今後あなたが創作活動を続けていれば、その人はまたブースに来てくれるかもしれません。

売上についてはnoteでも書いていますので、良かったら読んでください。

文学フリマ東京39はいつ?12/1にビッグサイトで開催

次の文学フリマ東京39は、12/1にビッグサイトで開催されます。

既に出展者の受付も始まっていますので、参加を考えている人は早めに申し込みましょう。

私も申し込みました!もし参加される場合はお会いするかもしれませんね。

イベント名文学フリマ東京39
日時2024年12月1日(日)
12:00〜17:00
場所東京ビッグサイト 西3・4ホール
募集ブース募集2400ブース (予定)
出店料6,500円~

今後の文学フリマ開催日程【2024年】

文学フリマは東京だけでなく、大阪や札幌、香川など全国各地で開催されます。

2024年の開催日程はこちら。

日時イベント名出展受付
1/14文学フリマ京都8開催終了
2/25文学フリマ広島6開催終了
5/19文学フリマ東京38開催終了
6/16文学フリマ岩手9受付終了
7/28文学フリマ香川1受付終了
9/8文学フリマ大阪12受付中~6/25
9/22文学フリマ札幌9受付中~6/25
10/27文学フリマ福岡10受付中~7/9
12/1文学フリマ東京394/27~未定
2024年の文学フリマ開催日程

まだ受付中の日程もあるので、興味があれば申し込みましょう!

まとめ

今回は文学フリマ東京38のイベントレポ、これから出展する人へのアドバイスを紹介しました。

文学フリマに出展し作品を売るのは大変ですが、一方でそこでしか得られない出会いもあります。

1冊でも売れれば、誰かに作品が届きます。自分の作品が人に伝わる喜びを、ぜひ自分で体感してください!

イベント後は当日来られなかった人のために、通販もやってみましょう。BOOTHの匿名配送「あんしんBOOTHパック」を使うと名前、住所を公開せずに取引できます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

フリーランスのライター。Webライターやブログもやりつつ、旅行記やエッセイ本を作っています。広告代理店を経て独立し、ライター歴は3年。

このブログではZINEを作る方法やイベント、Webライターのノウハウについて紹介しています!

目次