BASEは無料でネットショップを開設できるサービスです。
私はZINEを販売するためにBASEを使っています。
私はもともとBOOTHを使っていましたが、BASEの方がデザイン、機能の自由度が高いと感じました。その代わり自分で設定・登録が必要な項目が多いので、BOOTHよりこだわりたい人向きです。
今回、BASEを使ってオンラインストア「たいやき書房」を開設したので、方法と実際に使ってみた感想を紹介します!ネットショップを始めたいと思っている方は、ぜひ最後までお読みください!
BASEの始め方5ステップ!アカウント登録~ショップ開設まで
BASEの始め方を5ステップに分けて紹介します。
- アカウント登録する(30秒)
- 運営情報、決済方法を入力
- 商品を登録する
- テンプレートからサイトデザインを決定する
- サイトを公開
実際に売上が発生するまでは手数料がかかりません。気になったらまず実際に開設してみましょう!
1.アカウント登録する
まずはアカウント登録を行います。アカウント登録は30秒あればできます。
まず「無料でショップを開設する」をクリックします。
必要な項目は次の3つだけ。
- メールアドレス
- パスワード設定
- ショップURL
\ 30秒でできる /
ショップURLは覚えやすいよう、ショップの名前や自分のアカウント名にするのがおすすめ。
私はお店の名前「たいやき書房」から「https://taiyakibooks.base.shop/」にしました!
凝った名前にするより、覚えてもらいやすい名前にすることがポイント。
登録後はメールアドレス認証があるので、有効なアドレスを使いましょう。認証は届いたメールから、リンクをクリックするだけで終わります。
2.ショップ情報、運営に関する情報、決済方法を入力
アカウント登録後にショップ情報、運営に関する情報と決済方法を入力します。
ショップ情報
ショップ情報で設定が必要なのは次の項目です。
- ショップ名
- ショップの説明
- ショップのカテゴリ
- SNS設定
- ショップの送料
送料は商品やサービスによって異なります。
小さめの書籍であれば180円で送れます。後で紹介するAppを使えば、匿名配送もOK。商品のサイズや重量によって料金は変わるので、詳しくはBASEのヘルプページや郵便局を確認してください。
運営に関する情報
運営情報は、サイト下部にある「特定商取引法に基づく表記」で公開されます。
- 区分(個人/法人)
- 氏名
- 住所
- 電話番号
ほかにも項目がいくつかありますが、基本的にはデフォルトのままでOK。
住所、電話番号は非公開にチェックを付ければ、代わりにBASEの事業所が連絡先として表示されます。
決済方法
決済方法はこんな感じ。私は基本的にすべて有効にしています。
Amazon Pay、Paypalは他の決済方法より手数料が1%ほど高くなります。ただオペレーション上、有効/無効にして変わる点はありません。
3.商品を登録する
「商品管理」から商品を登録します。商品登録に必要な項目をまとめました。
- 商品名
- 商品画像
- 商品説明
- 価格(税込)
- 在庫
- 表示・公開
この辺はBOOTHやメルカリと大きく変わりません。商品の順番は後で変更できます。
4.テンプレートからサイトデザインを決定する
商品を登録したら、サイトデザインを決定します。テンプレートがいくつかあるので、イメージに一番合ったデザインを選びます。
私は「たいやき書房」という名前から和風にしたかったので、「WA-MODERN」というテーマを選びました。有料のデザインもありますが、基本的には無料のテーマで十分。
テンプレートをカスタマイズして、自分好みのサイトを作ります。テキストだけでなく画像やGoogleマップの埋め込みもできるので、実店舗を持っている方は入れておきましょう。
私はSNS、ブログも貼り付けています!店舗は持っていませんが、シェア型書店の棚を持っているので書店の場所や写真も入れておきました。
ロゴはCanvaで作成しました。Canvaでもテンプレートからロゴを作れるので便利。デザインができるなら自分でロゴを作るのも手です。
凝ったロゴやイラストを使用したかったら、ココナラでロゴ作成を依頼するのがおすすめ。
プロのイラストレーターさんがサイトに合ったロゴを作ってくれます。
5.サイトを公開
商品とサイトの準備ができたら、サイトを公開しましょう。ショップ設定>ショップ公開状況「公開する」に✓を入れます。
BASEにはアクセス解析やAppなどの機能がたくさんありますが、とりあえずここまで進めてから追々覚えればOKです!
BASEを使って個人で出店するメリット
個人でBASEを使って出店するメリットは、次の3つです。
- Appsの機能が豊富で便利
- noteと連携できる
- Webサイトの知識がなくてもネットショップを作れる
ネットショップを一から制作するのは大変で、本来はコードやデザインの知識も必要。
BASEなら直観的な操作だけで本格的なデザイン、機能を持つネットショップが作れます!
Appsの機能が豊富で便利
「BASE Apps」はBASEのデザインや機能を拡張できるサービスです。一部有料の機能もありますが、ほとんど無料で使えます。
例えば「ラベル」。Appsから「ラベル」を追加すると、商品に「NEW」「HOT」などのラベルを貼れます。こんな感じ。
他にも個人的に便利だと思った機能を、いくつか紹介します。
BASE Appsの例
- 送り状いらずで発送できるかんたん発送(日本郵便連携)(匿名配送にも対応)
- デジタルデータを販売できるデジタルコンテンツ販売
- 独自ドメインを設定できる独自ドメインApp
後ほど紹介するnote連携も、Appを使っています。
noteと連携できる
BASEのApp「note ストア」を使えば、noteからBASEに集客できます。
noteは貼れる広告が少ないサービスですが、自分のショップを貼るのはOK。
noteからオンラインショップへ集客すれば、マネタイズも可能です!
連携すると、プロフィール画面からBASEの商品が見られます。noteで商品を紹介すれば、興味を持ってくれるかも。
BOOTHではnoteと連携できないので、個人的にはかなり嬉しいポイントでした。
BASEとnoteを連携させる方法はこちら。
Webサイトの知識がなくても作れる
ネットショップを一から立ち上げるには、Webサイトやデザインの知識が必要です。
外注したら20万円以上はかかるはず!
BASEであれば、Webサイトの知識がない私でもネットショップを立ち上げられました。実際に多くの書店さんでも、BASEのオンラインショップを利用しています。
手軽にネットショップを始めるための方法として、BASEはおすすめのサービスです。
BASEでショップ開設する際の注意点
BASEでショップ開設をする際の注意点を3つ解説します。
- 公開後に集客が必要
- 売上手数料がかかる
- デザインの自由度は低い
手軽で低コストだからこそ、注意しておきたい点も。
公開後に集客が必要
BASEで作ったショップを公開しただけでは、人に見てもらえません。SNSやブログでショップのURLを公開する必要があります。
私はXやInstagram、note、ブログからショップに集客しています。開設したときだけでなく、新商品の入荷やキャンペーンなどこまめにお知らせとショップへの誘導を発信するとお客さんがショップを見てくれます。
オンラインショップは無数にあります。
まずは知ってもらうことが大事!
私はnoteやSNS、イベント時に配るフリーペーパーでもお知らせしています。先ほど紹介したように、noteから集客するのも手です。
売上手数料がかかる
登録やショップ開設にお金はかかりませんが、売上が発生した時点で売上手数料がかかります。手数料は決済方法とプランによって異なります。
スタンダードプラン(月額無料)とグロースプラン(月額16,580円)があり、ここでは個人で出店する人向けにスタンダードプランの料金をまとめました。
決済方法 | 決済手数料 | サービス使用料 |
Pay ID あと払い | 3.6%+40円 | 3% |
クレジットカード決済 | ||
コンビニ決済・Pay-easy | ||
キャリア決済(d払いなど) | ||
銀行振込 | ||
Amazon Pay | 4.6%+40円 | |
PayPal |
デザインの自由度は低い
BASEのサイトデザインは、テンプレートが決まっています。
一からデザインを作る必要がない反面、デザインにこだわりたい人には物足りないかも。
デザインの自由度は低いといっても、BOOTHよりカスタマイズできる裁量が大きいので個人的には満足でした。
Webサイトの知識がない人でもネットショップを始められる一方、簡単だからこそデザインにこだわりにくい店に注意しましょう。
なおBASEのデザインには有料で使えるテンプレートもあるので、無料のデザインが気に入らなければそちらを使ってもOKです!
まとめ
今回はオンラインショップ・BASEの始め方と、個人でBASEを使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介しました。
私はBOOTHも使っていますが、BASEの方がデザイン、機能の選択肢が多いと感じました!
集客は自分で行う必要がありますが、noteやInstagramとの連携機能もあります。興味を持ってくれた人にBASEのショップを訪問してもらえば、集客もバッチリです。
登録~サイト作成までは無料なので、興味がある方はまず試しに使ってみることをおすすめします!
\ 30秒でできる /
BASEを立ち上げたら、発送用に梱包材の準備もしておきましょう。
私はプチプチ付き封筒とOPP、マスキングテープを使っています!
封筒は段ボールワンのものを。文庫本~A5サイズくらいの本が入ります。
こちらの袋はA6サイズ~薄めのA5がギリギリ入るくらい。リンクからサイズ違いの袋も選べます。